与えられた不等式 $-x^2 + 3x + 10 < 0$ を解く問題です。最初に両辺に $-1$ をかけて、$x^2 - 3x - 10 > 0$ という不等式に変形し、この不等式を解きます。

代数学不等式二次不等式因数分解
2025/6/13

1. 問題の内容

与えられた不等式 x2+3x+10<0-x^2 + 3x + 10 < 0 を解く問題です。最初に両辺に 1-1 をかけて、x23x10>0x^2 - 3x - 10 > 0 という不等式に変形し、この不等式を解きます。

2. 解き方の手順

ステップ1: 不等式 x23x10>0x^2 - 3x - 10 > 0 を因数分解します。
x23x10=(x5)(x+2)x^2 - 3x - 10 = (x - 5)(x + 2)
したがって、不等式は (x5)(x+2)>0(x - 5)(x + 2) > 0 となります。
ステップ2: (x5)(x+2)=0(x - 5)(x + 2) = 0 となる xx の値を求めます。
x5=0x - 5 = 0 より x=5x = 5
x+2=0x + 2 = 0 より x=2x = -2
したがって、x=2,5x = -2, 5 が解の境界となります。
ステップ3: x<2x < -2, 2<x<5-2 < x < 5, x>5x > 5 の3つの範囲で不等式 (x5)(x+2)>0(x - 5)(x + 2) > 0 の符号を調べます。
- x<2x < -2 のとき、x5<0x - 5 < 0 かつ x+2<0x + 2 < 0 なので、(x5)(x+2)>0(x - 5)(x + 2) > 0 となります。
- 2<x<5-2 < x < 5 のとき、x5<0x - 5 < 0 かつ x+2>0x + 2 > 0 なので、(x5)(x+2)<0(x - 5)(x + 2) < 0 となります。
- x>5x > 5 のとき、x5>0x - 5 > 0 かつ x+2>0x + 2 > 0 なので、(x5)(x+2)>0(x - 5)(x + 2) > 0 となります。
ステップ4: 不等式 (x5)(x+2)>0(x - 5)(x + 2) > 0 を満たす範囲は、x<2x < -2 または x>5x > 5 です。

3. 最終的な答え

x<2x < -2 または x>5x > 5

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