三角形ABCにおいて、$a=2\sqrt{3}$、$B=45^\circ$、$C=15^\circ$ であるとき、$A$、$b$、$c$を求める問題です。

幾何学三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/6/14

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=23a=2\sqrt{3}B=45B=45^\circC=15C=15^\circ であるとき、AAbbccを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、三角形の内角の和が 180180^\circ であることを利用して、AAを求めます。
A=180BC=1804515=120A = 180^\circ - B - C = 180^\circ - 45^\circ - 15^\circ = 120^\circ
次に、正弦定理を用いて、bbを求めます。
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
23sin120=bsin45\frac{2\sqrt{3}}{\sin 120^\circ} = \frac{b}{\sin 45^\circ}
sin120=sin(18060)=sin60=32\sin 120^\circ = \sin (180^\circ - 60^\circ) = \sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
sin45=12=22\sin 45^\circ = \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2}
2332=b22\frac{2\sqrt{3}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{b}{\frac{\sqrt{2}}{2}}
23×23=b×222\sqrt{3} \times \frac{2}{\sqrt{3}} = b \times \frac{2}{\sqrt{2}}
4=b×224 = b \times \frac{2}{\sqrt{2}}
b=4×22=22b = 4 \times \frac{\sqrt{2}}{2} = 2\sqrt{2}
最後に、正弦定理を用いて、ccを求めます。
asinA=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C}
23sin120=csin15\frac{2\sqrt{3}}{\sin 120^\circ} = \frac{c}{\sin 15^\circ}
sin15=sin(4530)=sin45cos30cos45sin30=22×3222×12=624\sin 15^\circ = \sin (45^\circ - 30^\circ) = \sin 45^\circ \cos 30^\circ - \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \times \frac{\sqrt{3}}{2} - \frac{\sqrt{2}}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6}-\sqrt{2}}{4}
2332=c624\frac{2\sqrt{3}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{c}{\frac{\sqrt{6}-\sqrt{2}}{4}}
4=c×4624 = c \times \frac{4}{\sqrt{6}-\sqrt{2}}
c=4(62)4=62c = \frac{4(\sqrt{6}-\sqrt{2})}{4} = \sqrt{6}-\sqrt{2}

3. 最終的な答え

A=120A = 120^\circ
b=22b = 2\sqrt{2}
c=62c = \sqrt{6} - \sqrt{2}

「幾何学」の関連問題

半径35.5cmの円と半径25.5cmの円を組み合わせた図において、色をつけた部分の面積を求める問題です。

面積計算図形π
2025/6/15

与えられた複数の点について、線分の内分点、外分点、および三角形の重心の座標を求める問題です。

座標内分点外分点中点重心線分
2025/6/15

中心角が90°の扇形ABCがある。弧ABを5等分する点をD, Eとし、それぞれからACに垂線を下ろす。斜線部分の面積が扇形ABCの面積の何倍になるかを求める問題です。

扇形面積三角比図形
2025/6/15

図Iのような円弧の一部を切り取った同形同大の図形が6個あります。各図形の両端を結んだ直線が、平行および垂直になるようにこれら6個の図形を並べると図IIのようになり、このとき、幅の一番短い部分が4cm、...

面積図形正六角形円弧正方形
2025/6/15

座標平面上に点 $A(0,5)$ と、点 $(0,2)$ を中心とし半径が2である円 $C$ がある。点 $P$ が円 $C$ 上を動くとき、線分 $AP$ を $1:2$ に外分する点の軌跡が直線 ...

軌跡外分座標平面距離
2025/6/15

半径 $a$ の円A、半径 $b$ の円Bがある。これらの円を含む円Oがあり、円Oから円Aと円Bを取り除いた色のついた部分の面積を、$a$と$b$を使って表す問題です。図から、円Oの半径は $a+b$...

面積図形
2025/6/15

$xy$平面上に、点$(4, 3)$を中心とする半径1の円と直線$y = mx$が共有点を持つとき、定数$m$のとりうる最大値を求めよ。

直線共有点点と直線の距離二次不等式
2025/6/15

空間ベクトル $\vec{a}$, $\vec{p}$, $\vec{q}$ が与えられており、 $\vec{a} = (\frac{1}{2}, \frac{\sqrt{3}}{2}, 0)$, $...

ベクトル空間ベクトル内積四面体体積
2025/6/15

空間のベクトル $\vec{a} = (\frac{1}{2}, \frac{\sqrt{3}}{2}, 0)$, $\vec{p} = (1, \frac{\sqrt{3}}{3}, 1)$, $\...

ベクトル空間ベクトル内積外積体積四面体
2025/6/15

$0 < a < b$ とする。点 $F(a, 0)$ からの距離と、直線 $x = \frac{b^2}{a}$ からの距離の比が $a : b$ である点 $P$ の軌跡を求めよ。

軌跡楕円距離座標平面
2025/6/14