円と直線が共有点を持つ条件は、円の中心と直線の距離が円の半径以下であることです。
円の中心(4,3)と直線y=mx、つまりmx−y=0との距離dは、点と直線の距離の公式より、 d=m2+(−1)2∣m(4)−3∣=m2+1∣4m−3∣ 円と直線が共有点を持つためには、d≤1である必要があるので、 m2+1∣4m−3∣≤1 両辺を2乗して、
m2+1(4m−3)2≤1 (4m−3)2≤m2+1 16m2−24m+9≤m2+1 15m2−24m+8≤0 この2次不等式を解きます。まず、15m2−24m+8=0の解を求めます。解の公式より、 m=2(15)−(−24)±(−24)2−4(15)(8)=3024±576−480=3024±96=3024±46=1512±26 よって、15m2−24m+8≤0の解は、 1512−26≤m≤1512+26 したがって、mの最大値は1512+26です。