図Iのような円弧の一部を切り取った同形同大の図形が6個あります。各図形の両端を結んだ直線が、平行および垂直になるようにこれら6個の図形を並べると図IIのようになり、このとき、幅の一番短い部分が4cm、一番長い部分が10cmでした。この図形で囲まれた部分の面積を求める問題です。
2025/6/15
1. 問題の内容
図Iのような円弧の一部を切り取った同形同大の図形が6個あります。各図形の両端を結んだ直線が、平行および垂直になるようにこれら6個の図形を並べると図IIのようになり、このとき、幅の一番短い部分が4cm、一番長い部分が10cmでした。この図形で囲まれた部分の面積を求める問題です。
2. 解き方の手順
図IIの図形は、正方形から円弧を切り取ったような図形が6個組み合わさってできています。
まず、図II全体の外側の正方形の一辺の長さを求めます。
図IIの最も短い部分の長さは4cm、最も長い部分の長さは10cmなので、円弧の半径は cm となります。
外側の正方形の一辺の長さは、4cm + 2 * 3cm = 10cm です。
したがって、外側の正方形の面積は、 cm² です。
次に、内側の正六角形の面積を求めます。
正六角形は、一辺の長さが4cmの正三角形6個で構成されています。
正三角形の面積は、 で求められます。
したがって、正三角形の面積は、 cm² です。
正六角形の面積は、 cm² です。
図IIで囲まれた部分の面積は、正方形の面積から正六角形の面積を引いたものに等しくなります。
求める面積は、 cm² です。
ここで、 とすると、
したがって、 cm² となります。
しかしながら、この方法は複雑になるので、別の解法を探します。
図IIの図形は、正六角形の外側に6つの同じ図形が配置されたものです。
正六角形の各頂点を中心とする円弧の半径は cm です。
したがって、外側の正方形の一辺の長さは、 cm となります。
正六角形の内部には、一辺が4cmの正六角形があります。
正六角形の面積は、6個の正三角形で構成されています。
正三角形の面積は、 です。
したがって、正六角形の面積は、 cm² です。
図IIの外側の面積は、一辺の長さが10cmの正方形から、6個の図形を取り除いたものです。
外側の正方形の面積は、 cm² です。
6個の図形を組み合わせてできる図形の面積を求めます。
各図形は、正方形から円弧を切り取ったような形状をしています。
各図形の面積は、
外側の正方形の面積から、6個の三日月型の図形の面積を引きます。
三日月型の面積は、
正六角形の内側には、一辺が4cmの正六角形があり、その面積は、 cm² です。
答えは です
3. 最終的な答え
3 108cm²