美術部、書道部、合唱部の部員がそれぞれ3人ずつ、合計9人いる。この9人を2人、3人、4人の3つのグループに分ける。 (1) 美術部の部員だけで3人のグループを作る。残りの6人から2人を選ぶ選び方は全部で何通りあるか。 (2) グループの分け方は全部で何通りあるか。また、各グループに美術部の部員が1人ずつ入るような分け方は全部で何通りあるか。 (3) 2人のグループに1つの部の部員だけが入るような分け方は全部で何通りあるか。また、どのグループにも2つ以上の部の部員が入るような分け方は全部で何通りあるか。
2025/6/14
1. 問題の内容
美術部、書道部、合唱部の部員がそれぞれ3人ずつ、合計9人いる。この9人を2人、3人、4人の3つのグループに分ける。
(1) 美術部の部員だけで3人のグループを作る。残りの6人から2人を選ぶ選び方は全部で何通りあるか。
(2) グループの分け方は全部で何通りあるか。また、各グループに美術部の部員が1人ずつ入るような分け方は全部で何通りあるか。
(3) 2人のグループに1つの部の部員だけが入るような分け方は全部で何通りあるか。また、どのグループにも2つ以上の部の部員が入るような分け方は全部で何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) 美術部の3人から3人を選んで1つのグループを作る方法は1通り。残りの6人から2人を選ぶ方法は 通り。
(2)
まず、9人を2人、3人、4人のグループに分ける方法を考える。
通り。
しかし、この分け方ではグループの区別がつかないため、2人、3人、4人のグループという区別をつける必要がある。ここではグループの人数が異なるので、1260通りの分け方がそのまま答えとなる。
次に、各グループに美術部の部員が1人ずつ入る場合を考える。まず、美術部の3人をそれぞれのグループに割り当てる。これは3! = 6通り。
残りの6人(書道部3人、合唱部3人)を2人、3人、4人のグループに分ける。それぞれ美術部員が1人ずつ入るので、残りの人数は1人、2人、3人となる。
まず、書道部3人から1人を選ぶ。通り。
次に、残りの書道部2人と合唱部3人から2人を選ぶ。通り。
最後に、残りの3人(書道部と合唱部)は最後のグループに入る。通り。
したがって、通り。
この組み合わせで美術部の部員の割り当て方(6通り)があるので、通り。
(3)
2人のグループに1つの部の部員だけが入る場合を考える。このとき、2人のグループに美術部員が入る場合、書道部員が入る場合、合唱部員が入る場合がある。
2人のグループに美術部員のみが入る場合、これは(1)で計算した通り。
同様に、2人のグループに書道部員のみが入る場合、書道部から2人を選ぶ組み合わせは通り。残りの6人(美術部3人、書道部1人、合唱部3人)を3人、4人のグループに分ける組み合わせは 通り。この場合は通り。
同様に、2人のグループに合唱部員のみが入る場合も60通り。
したがって、通り。
どのグループにも2つ以上の部の部員が入るような分け方を考える。これは全体の分け方から、一つのグループのみが同じ部の部員で構成される分け方を引けば良い。
まず、全体の場合の数通りから、2人のグループに1つの部の部員のみが入っている場合を引く。2人のグループに1つの部のみが入る場合は135通り。3人グループと4人グループが同一の部の部員のみで構成されることはない。したがって、通り。
3. 最終的な答え
(1) 15通り
(2) 1260通り, 180通り
(3) 135通り, 1125通り