池の周りのジョギングコースをAとBが同じ速さで逆方向に走っており、CはAと同じ方向に歩いています。AはCを12分ごとに追い越し、BはCと8分ごとにすれ違うとき、Aがこの池を1周するのにかかる時間はいくらですか。

応用数学速さ相対速度連立方程式文章問題
2025/6/15

1. 問題の内容

池の周りのジョギングコースをAとBが同じ速さで逆方向に走っており、CはAと同じ方向に歩いています。AはCを12分ごとに追い越し、BはCと8分ごとにすれ違うとき、Aがこの池を1周するのにかかる時間はいくらですか。

2. 解き方の手順

A, B, Cの速さをそれぞれ vAv_A, vBv_B, vCv_C とし、池の周の長さを LL とします。
* AはCを12分ごとに追い越すので、相対速度は vAvCv_A - v_C であり、次の式が成り立ちます。
12(vAvC)=L12(v_A - v_C) = L
* BはCと8分ごとにすれ違うので、相対速度は vB+vCv_B + v_C であり、次の式が成り立ちます。
8(vB+vC)=L8(v_B + v_C) = L
また、vA=vBv_A = v_B であるため、上記2式は以下のようになります。
12(vAvC)=L12(v_A - v_C) = L
8(vA+vC)=L8(v_A + v_C) = L
これらを連立方程式として解きます。
vAvC=L12v_A - v_C = \frac{L}{12}
vA+vC=L8v_A + v_C = \frac{L}{8}
2つの式を足し合わせると、
2vA=L12+L8=2L24+3L24=5L242v_A = \frac{L}{12} + \frac{L}{8} = \frac{2L}{24} + \frac{3L}{24} = \frac{5L}{24}
したがって、
vA=5L48v_A = \frac{5L}{48}
Aが池を1周するのにかかる時間を tt とすると、 vAt=Lv_A t = L となります。
5L48t=L\frac{5L}{48} t = L
t=485=9.6t = \frac{48}{5} = 9.6
0.60.6 分は 0.6×60=360.6 \times 60 = 36 秒なので、t=9t = 93636 秒となります。

3. 最終的な答え

9分36秒

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