関数 $f(x) = \frac{px+q}{x^2+3x}$ が $x=-\frac{1}{3}$ で極大値 $-9$ をとるとき、$p$ と $q$ の値を求める問題です。

解析学微分極値関数の最大値関数の最小値分数関数
2025/6/17

1. 問題の内容

関数 f(x)=px+qx2+3xf(x) = \frac{px+q}{x^2+3x}x=13x=-\frac{1}{3} で極大値 9-9 をとるとき、ppqq の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x)x=13x = -\frac{1}{3} で極大値 9-9 をとることから、次の2つの条件が成り立ちます。
* f(13)=9f(-\frac{1}{3}) = -9
* f(13)=0f'(-\frac{1}{3}) = 0
これらの条件から ppqq を求めます。
まず、f(13)=9f(-\frac{1}{3}) = -9 を計算します。
f(13)=p(13)+q(13)2+3(13)=13p+q191=13p+q89=9f(-\frac{1}{3}) = \frac{p(-\frac{1}{3})+q}{(-\frac{1}{3})^2+3(-\frac{1}{3})} = \frac{-\frac{1}{3}p+q}{\frac{1}{9}-1} = \frac{-\frac{1}{3}p+q}{-\frac{8}{9}} = -9
これを整理すると、
13p+q=9×(89)=8-\frac{1}{3}p+q = -9 \times (-\frac{8}{9}) = 8
p+3q=24-p + 3q = 24 ...(1)
次に、f(x)f'(x) を求めます。
f(x)=px+qx2+3xf(x) = \frac{px+q}{x^2+3x} より、
f(x)=p(x2+3x)(px+q)(2x+3)(x2+3x)2=px2+3px(2px2+3px+2xq+3q)(x2+3x)2=px22qx3q(x2+3x)2f'(x) = \frac{p(x^2+3x)-(px+q)(2x+3)}{(x^2+3x)^2} = \frac{px^2+3px-(2px^2+3px+2xq+3q)}{(x^2+3x)^2} = \frac{-px^2-2qx-3q}{(x^2+3x)^2}
次に、f(13)=0f'(-\frac{1}{3}) = 0 を計算します。
f(13)=p(13)22q(13)3q((13)2+3(13))2=19p+23q3q(191)2=19p73q6481=0f'(-\frac{1}{3}) = \frac{-p(-\frac{1}{3})^2-2q(-\frac{1}{3})-3q}{((-\frac{1}{3})^2+3(-\frac{1}{3}))^2} = \frac{-\frac{1}{9}p+\frac{2}{3}q-3q}{(\frac{1}{9}-1)^2} = \frac{-\frac{1}{9}p-\frac{7}{3}q}{\frac{64}{81}} = 0
したがって、19p73q=0-\frac{1}{9}p-\frac{7}{3}q = 0
これを整理すると、
p21q=0-p-21q = 0 ...(2)
p=21qp = -21q
(1)式に代入すると、
(21q)+3q=24-(-21q)+3q = 24
21q+3q=2421q+3q = 24
24q=2424q = 24
q=1q=1
p=21q=21(1)=21p=-21q = -21(1)=-21

3. 最終的な答え

p=21p = -21, q=1q = 1

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