関数 $y = (x-1)^2 \sqrt[3]{x+2}$ を微分せよ。

解析学微分導関数積の微分合成関数の微分
2025/6/17
はい、承知しました。画像にある練習問題6と練習問題7の解き方と解答を以下に示します。
**練習問題6**

1. 問題の内容

関数 y=(x1)2x+23y = (x-1)^2 \sqrt[3]{x+2} を微分せよ。

2. 解き方の手順

積の微分公式 (uv)=uv+uv(uv)' = u'v + uv' を用います。ここで、
u=(x1)2u = (x-1)^2, v=x+23=(x+2)13v = \sqrt[3]{x+2} = (x+2)^{\frac{1}{3}} とおきます。
まず、u=2(x1)u' = 2(x-1) となります。
次に、v=13(x+2)23=13(x+2)23v' = \frac{1}{3}(x+2)^{-\frac{2}{3}} = \frac{1}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}} となります。
したがって、
y=uv+uv=2(x1)x+23+(x1)213(x+2)23y' = u'v + uv' = 2(x-1)\sqrt[3]{x+2} + (x-1)^2 \frac{1}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}}
=6(x1)(x+2)+(x1)23(x+2)23=(x1)[6(x+2)+(x1)]3(x+2)23=(x1)(6x+12+x1)3(x+2)23=(x1)(7x+11)3(x+2)23= \frac{6(x-1)(x+2) + (x-1)^2}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}} = \frac{(x-1)[6(x+2)+(x-1)]}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}} = \frac{(x-1)(6x+12+x-1)}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}} = \frac{(x-1)(7x+11)}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}}

3. 最終的な答え

y=(x1)(7x+11)3(x+2)23y' = \frac{(x-1)(7x+11)}{3\sqrt[3]{(x+2)^2}}
**練習問題7**
それぞれの関数の第2次導関数と第3次導関数を求めます。
(1) y=x4+3x37x+2y = x^4 + 3x^3 - 7x + 2
y=4x3+9x27y' = 4x^3 + 9x^2 - 7
y=12x2+18xy'' = 12x^2 + 18x
y=24x+18y''' = 24x + 18
(2) y=sinxy = \sin x
y=cosxy' = \cos x
y=sinxy'' = -\sin x
y=cosxy''' = -\cos x
(3) y=e2xy = e^{2x}
y=2e2xy' = 2e^{2x}
y=4e2xy'' = 4e^{2x}
y=8e2xy''' = 8e^{2x}

「解析学」の関連問題

関数 $f(x) = \arcsin x$ のマクローリン級数とその収束半径を、以下の手順に従って求めます。 (1) $(1 - x^2)f''(x) - xf'(x) = 0$ が成り立つことを示し...

マクローリン級数微分収束半径ライプニッツの公式arcsin
2025/6/17

関数 $f(x) = x^3 e^{-x^2}$ の増減と凹凸を調べ、変曲点と極値を求める問題です。ここで、変曲点とはグラフの凹凸が変わる点のことです。

関数の増減関数の凹凸極値変曲点微分指数関数
2025/6/17

与えられた関数 $y = \log 2x$ の微分を求める問題です。

微分対数関数合成関数
2025/6/17

与えられた等式 $4 \arctan \frac{1}{5} - \arctan \frac{1}{239} = \frac{\pi}{4}$ が正しいことを証明する問題です。

逆正接関数arctan加法定理三角関数等式の証明
2025/6/17

次の2つの関数を微分する問題です。 (1) $y = x^{\frac{1}{6}}$ (2) $y = \sqrt[4]{x^3}$

微分指数関数累乗根
2025/6/17

次の関数を、導関数の定義に従って微分する問題です。 (1) $f(x) = x^2$ (2) $f(x) = \sqrt{x}$

微分導関数極限関数の微分
2025/6/17

以下の6つの三角関数の値を計算します。 (1) $tan(arccos(-\frac{1}{\sqrt{2}}) - \frac{\pi}{2})$ (2) $cos(arcsin(-\frac{1}...

三角関数逆三角関数三角関数の合成
2025/6/17

xの関数yが、媒介変数tを用いて表されているとき、導関数 $\frac{dy}{dx}$ をtの関数として表す問題です。 問題は2つあります。 (1) $x = 3t - 2$, $y = t^2 +...

導関数媒介変数微分三角関数
2025/6/17

問題は、逆三角関数$\arccos$と$\arctan$の定義を述べた上で、以下の2つの問題を解くことです。 (1) $\arccos(\sin(\frac{\pi}{5}))$の値を求める。 (2)...

逆三角関数arccosarctan三角関数加法定理証明
2025/6/17

与えられた関数を微分する問題です。具体的には、以下の関数を微分します。 (1) $y = \sin(2x - 3)$ (2) $y = \cos^2x$ (3) $y = \tan 3x$ (4) $...

微分合成関数の微分対数関数三角関数積の微分
2025/6/17