データは12個あるので、n=12。 母平均が既知であるため、自由度は n となります。 ν=n=12。 ステップ3: χ2 分布の値を求める。 信頼区間は99%なので、有意水準 α は 1−0.99=0.01 となります。 χ2 分布表から、χα/2,ν2 と χ1−α/2,ν2 の値を求めます。 α/2=0.005 なので、χ0.005,122 と χ0.995,122 を探します。 χ0.005,122≈26.217 χ0.995,122≈3.074 ステップ4: 標本から計算されるカイ二乗統計量を求める。
母平均が既知であるため、以下の式で計算します。
χ2=∑i=1nσ2(xi−μ)2 ここで μ=10.2909 は既知の母平均。σ2を求めるのが目的なので、下記のように変形し、サンプルデータからχ2を計算します。 (n−1)s2=∑i=1n(xi−μ)2 与えられたデータ: 10.4, 11.1, 10.8, 11.1, 10.9, 11.3, 10.3, 9.7, 8.6, 9.0, 10.0, 9.2
各データと母平均の差の二乗を計算し、合計します。
∑i=112(xi−10.2909)2=(10.4−10.2909)2+(11.1−10.2909)2+(10.8−10.2909)2+(11.1−10.2909)2+(10.9−10.2909)2+(11.3−10.2909)2+(10.3−10.2909)2+(9.7−10.2909)2+(8.6−10.2909)2+(9.0−10.2909)2+(10.0−10.2909)2+(9.2−10.2909)2 ≈0.0118+0.6546+0.2591+0.6546+0.3707+1.0182+0.0001+0.3491+2.8593+1.6663+0.0845+1.1899 ≈9.1182 ステップ5: 母分散の信頼区間を計算する。
母分散 σ2 の99%信頼区間は次のように計算されます。 χα/2,ν2∑i=1n(xi−μ)2<σ2<χ1−α/2,ν2∑i=1n(xi−μ)2 26.2179.1182<σ2<3.0749.1182 0.3478<σ2<2.9664