まず、ベン図を用いて考える。
全体で500人おり、どの商品も買わなかった人が15人なので、少なくとも1つの商品を買った人は 500−15=485 人である。 次に、商品A, B, Cの少なくとも1つを買った人の数の公式を用いる。
∣A∪B∪C∣=∣A∣+∣B∣+∣C∣−∣A∩B∣−∣A∩C∣−∣B∩C∣+∣A∩B∩C∣ ここで、∣A∪B∪C∣ は少なくとも1つの商品を買った人の数、∣A∣ は商品Aを買った人の数、∣B∣ は商品Bを買った人の数、∣C∣ は商品Cを買った人の数、∣A∩B∣ は商品AとBを買った人の数、∣A∩C∣ は商品AとCを買った人の数、∣B∩C∣ は商品BとCを買った人の数、∣A∩B∩C∣ は商品A, B, C全てを買った人の数である。 2種類以上の商品を買った人の数を求めるには、まず1種類だけ買った人の数を求め、全体から引く方法もあるが、ここでは直接2種類以上買った人の数を求める。
商品A, B, Cのいずれか2種類以上を買った人の数をxとすると、 ∣A∪B∪C∣=∣A∣+∣B∣+∣C∣−∣A∩B∣−∣A∩C∣−∣B∩C∣+∣A∩B∩C∣ を変形して、
∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣−3∣A∩B∩C∣ が2種類だけ買った人の数であり、∣A∩B∩C∣が3種類買った人の数であるから、x=∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣−2∣A∩B∩C∣を求める必要がある。 一方、2種類以上買った人の数は
(∣A∩B∣−∣A∩B∩C∣) + (∣A∩C∣−∣A∩B∩C∣) + (∣B∩C∣−∣A∩B∩C∣) + ∣A∩B∩C∣ = ∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣−2∣A∩B∩C∣ である。 485=287+216+195−(∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣)+23 485=698+23−(∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣) 485=721−(∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣) ∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣=721−485=236 2種類以上の商品を買った人の数
=∣A∩B∣+∣A∩C∣+∣B∩C∣−2∣A∩B∩C∣ =236−2×23