1から15までの番号が書かれた15枚のカードから、同時に2枚を取り出すとき、取り出した2枚のカードの数字がともに素数であるか、またはともに4の倍数である確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ素数倍数
2025/3/29

1. 問題の内容

1から15までの番号が書かれた15枚のカードから、同時に2枚を取り出すとき、取り出した2枚のカードの数字がともに素数であるか、またはともに4の倍数である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、1から15までの数字の中に素数がいくつあるか、4の倍数がいくつあるかを数えます。
素数は2, 3, 5, 7, 11, 13の6個です。
4の倍数は4, 8, 12の3個です。
次に、2枚のカードがともに素数である確率を計算します。
15枚のカードから2枚を取り出す組み合わせの総数は (152)=15×142×1=105\binom{15}{2} = \frac{15 \times 14}{2 \times 1} = 105通りです。
6個の素数の中から2枚を取り出す組み合わせの数は (62)=6×52×1=15\binom{6}{2} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通りです。
したがって、2枚のカードがともに素数である確率は 15105=17\frac{15}{105} = \frac{1}{7}です。
次に、2枚のカードがともに4の倍数である確率を計算します。
3個の4の倍数の中から2枚を取り出す組み合わせの数は (32)=3×22×1=3\binom{3}{2} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3通りです。
したがって、2枚のカードがともに4の倍数である確率は 3105=135\frac{3}{105} = \frac{1}{35}です。
最後に、2枚のカードがともに素数であるか、またはともに4の倍数である確率を求めます。
これは、2枚のカードがともに素数である確率と、2枚のカードがともに4の倍数である確率を足し合わせることで求められます。
17+135=535+135=635\frac{1}{7} + \frac{1}{35} = \frac{5}{35} + \frac{1}{35} = \frac{6}{35}

3. 最終的な答え

635\frac{6}{35}

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