数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める問題です。ただし、$b_n = \frac{1}{a_n - 2}$ であり、$b_{n+1} = b_n + \frac{1}{3}$、$b_1 = 1$ が与えられています。

代数学数列一般項等差数列漸化式
2025/6/20

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\} の一般項を求める問題です。ただし、bn=1an2b_n = \frac{1}{a_n - 2} であり、bn+1=bn+13b_{n+1} = b_n + \frac{1}{3}b1=1b_1 = 1 が与えられています。

2. 解き方の手順

まず、bnb_n の一般項を求めます。
bn+1=bn+13b_{n+1} = b_n + \frac{1}{3} は、数列 {bn}\{b_n\} が初項 b1=1b_1=1、公差 13\frac{1}{3} の等差数列であることを示しています。
したがって、bnb_n の一般項は、
bn=b1+(n1)×13=1+n13=n+23b_n = b_1 + (n-1) \times \frac{1}{3} = 1 + \frac{n-1}{3} = \frac{n+2}{3}
次に、ana_nbnb_n を使って表します。bn=1an2b_n = \frac{1}{a_n - 2} より、
an2=1bna_n - 2 = \frac{1}{b_n}
an=1bn+2a_n = \frac{1}{b_n} + 2
bn=n+23b_n = \frac{n+2}{3} を代入して、
an=3n+2+2=3+2(n+2)n+2=3+2n+4n+2=2n+7n+2a_n = \frac{3}{n+2} + 2 = \frac{3 + 2(n+2)}{n+2} = \frac{3 + 2n + 4}{n+2} = \frac{2n+7}{n+2}

3. 最終的な答え

an=2n+7n+2a_n = \frac{2n+7}{n+2}

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