与えられた3つの放物線とx軸との共有点の個数を求め、共有点が存在する場合はその座標を求める問題です。 (1) $y = 3x^2 - 5x - 2$ (2) $y = \frac{1}{2}x^2 + 3x + \frac{9}{2}$ (3) $y = -2x^2 + 4x - 5$

代数学二次関数放物線共有点二次方程式解の公式判別式
2025/6/20

1. 問題の内容

与えられた3つの放物線とx軸との共有点の個数を求め、共有点が存在する場合はその座標を求める問題です。
(1) y=3x25x2y = 3x^2 - 5x - 2
(2) y=12x2+3x+92y = \frac{1}{2}x^2 + 3x + \frac{9}{2}
(3) y=2x2+4x5y = -2x^2 + 4x - 5

2. 解き方の手順

放物線とx軸との共有点は、y=0y=0としたときのxxの値で求められます。つまり、それぞれの放物線に対して、y=0y=0となるxxの値を求めることになります。2次方程式の解の公式または判別式を利用して、共有点の個数と座標を求めます。
(1) y=3x25x2=0y = 3x^2 - 5x - 2 = 0
解の公式を利用します。ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解は x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} で与えられます。
x=5±(5)24(3)(2)2(3)x = \frac{5 \pm \sqrt{(-5)^2 - 4(3)(-2)}}{2(3)}
x=5±25+246x = \frac{5 \pm \sqrt{25 + 24}}{6}
x=5±496x = \frac{5 \pm \sqrt{49}}{6}
x=5±76x = \frac{5 \pm 7}{6}
x1=5+76=126=2x_1 = \frac{5 + 7}{6} = \frac{12}{6} = 2
x2=576=26=13x_2 = \frac{5 - 7}{6} = \frac{-2}{6} = -\frac{1}{3}
よって、共有点は2個で、座標は (2,0)(2, 0)(13,0)(-\frac{1}{3}, 0) です。
(2) y=12x2+3x+92=0y = \frac{1}{2}x^2 + 3x + \frac{9}{2} = 0
両辺に2を掛けて、x2+6x+9=0x^2 + 6x + 9 = 0
(x+3)2=0(x+3)^2 = 0
x=3x = -3
よって、共有点は1個で、座標は (3,0)(-3, 0) です。
(3) y=2x2+4x5=0y = -2x^2 + 4x - 5 = 0
判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac を用いて、共有点の個数を調べます。
D=424(2)(5)=1640=24D = 4^2 - 4(-2)(-5) = 16 - 40 = -24
判別式 D<0D < 0 なので、共有点は0個です。

3. 最終的な答え

(1) 共有点は2個。座標は (2,0)(2, 0)(13,0)(-\frac{1}{3}, 0)
(2) 共有点は1個。座標は (3,0)(-3, 0)
(3) 共有点は0個。

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