集合 $A = \{2, 5, a^2\}$ と集合 $B = \{4, a-1, a+b, 9\}$ があります。 $A \cap B = \{5, 9\}$ であるとき、以下の問いに答えます。 (1) 定数 $a, b$ の値を求めます。 (2) $A \cup B$ を求めます。

代数学集合集合演算連立方程式
2025/6/22
はい、承知いたしました。数学の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

集合 A={2,5,a2}A = \{2, 5, a^2\} と集合 B={4,a1,a+b,9}B = \{4, a-1, a+b, 9\} があります。
AB={5,9}A \cap B = \{5, 9\} であるとき、以下の問いに答えます。
(1) 定数 a,ba, b の値を求めます。
(2) ABA \cup B を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
AB={5,9}A \cap B = \{5, 9\} より、5A5 \in A かつ 5B5 \in B, 9A9 \in A かつ 9B9 \in B である必要があります。
AA の要素に着目すると、a2=9a^2 = 9 であり、aa は整数なので、a=3a = 3 または a=3a = -3 です。
a=3a = 3 のとき、B={4,2,3+b,9}B = \{4, 2, 3+b, 9\} となります。AB={5,9}A \cap B = \{5, 9\} より、22 または 3+b3+b55 である必要があります。
2=52 = 5 はありえないので、3+b=53+b=5となり、b=2b = 2
このとき、B={4,2,5,9}B = \{4, 2, 5, 9\}となります。しかし、A={2,5,9}A = \{2, 5, 9\} なので、AB={2,5,9}A \cap B = \{2, 5, 9\} となり、AB={5,9}A \cap B = \{5, 9\} に矛盾します。したがって、a=3a = 3 は不適です。
a=3a = -3 のとき、B={4,4,3+b,9}B = \{4, -4, -3+b, 9\} となります。AB={5,9}A \cap B = \{5, 9\} より、4-4 または 3+b-3+b55 である必要があります。
4=5-4 = 5 はありえないので、3+b=5-3+b=5となり、b=8b = 8
このとき、B={4,4,5,9}B = \{4, -4, 5, 9\}となります。また、A={2,5,9}A = \{2, 5, 9\} となり、AB={5,9}A \cap B = \{5, 9\} を満たします。
したがって、a=3a = -3, b=8b = 8 です。
(2)
(1) より、A={2,5,9}A = \{2, 5, 9\}B={4,4,5,9}B = \{4, -4, 5, 9\}です。
ABA \cup B は、AABB の要素をすべて含む集合なので、AB={2,4,4,5,9}A \cup B = \{2, 4, -4, 5, 9\}となります。

3. 最終的な答え

(1) a=3a = -3, b=8b = 8
(2) AB={4,2,4,5,9}A \cup B = \{-4, 2, 4, 5, 9\}

「代数学」の関連問題

与えられた一次方程式 $0.5x - 2.5 = -x + 2$ を解き、$x$ の値を求める問題です。

一次方程式方程式の解法代数
2025/6/22

以下の3つの問題で、多項式 $A$ を求める。 (1) $A$ を $6x+3$ で割ると、商が $4x-5$、余りが $6$ である。 (2) $A$ を $3x^2+2x-5$ で割ると、商が $...

多項式割り算剰余の定理因数分解代数
2025/6/22

与えられた方程式は $x + \frac{x-1}{3} = 3$ です。この方程式を解いて、$x$ の値を求めます。

一次方程式方程式の解法分数
2025/6/22

不等式 $a^2 + 3ab + 3b^2 \geq 0$ が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を求める。

不等式証明平方完成等号成立条件
2025/6/22

与えられた方程式 $\frac{x+1}{3} = \frac{1}{4}x + 1$ を解いて、$x$の値を求めます。

一次方程式方程式解の公式
2025/6/22

$a \neq 0$ とする。2つの方程式 $ax^2 - 3x + a = 0$ と $x^2 - ax + a^2 - 3a = 0$ について、以下の条件が成り立つような定数 $a$ の値の範囲...

二次方程式判別式不等式
2025/6/22

与えられた3元連立一次方程式の解 $x, y, z$ をクラメルの公式を用いて求めます。連立一次方程式は以下の通りです。 $\begin{cases} 2(a+1)x + 3y = 3a \\ -3x...

連立一次方程式行列式クラメルの公式
2025/6/22

画像に写っている数学の問題を解きます。問題は大きく分けて2つのセクションに分かれています。セクション5は根号を含む加法・減法の計算、セクション6は根号を含む式の展開の計算です。

根号平方根式の計算有理化
2025/6/22

一次方程式 $12x - 3 = 7x - 3$ を解き、$x$ の値を求める問題です。

一次方程式方程式代数
2025/6/22

与えられた一次方程式 $1-x = 5x - 2$ を解き、$x$ の値を求める。

一次方程式方程式代数
2025/6/22