まず、2つの方程式が実数解を持つための条件を求める。
1つ目の式 ax2−3x+a=0 について、判別式を D1 とすると、 D1=(−3)2−4(a)(a)=9−4a2 実数解を持つ条件は D1≥0 なので、 9−4a2≥0 a2≤49 −23≤a≤23 ただし、a=0 より、−23≤a<0 または 0<a≤23 2つ目の式 x2−ax+a2−3a=0 について、判別式を D2 とすると、 D2=(−a)2−4(1)(a2−3a)=a2−4a2+12a=−3a2+12a 実数解を持つ条件は D2≥0 なので、 −3a2+12a≥0 −3a(a−4)≥0 a(a−4)≤0 0≤a≤4 (1) 2つの方程式がともに実数解をもつとき、
−23≤a<0 または 0<a≤23 かつ 0≤a≤4 よって、0<a≤23 (2) 2つの方程式の少なくとも一方が実数解をもつとき、
(−23≤a<0 または 0<a≤23) または (0≤a≤4) −23≤a≤4 (3) 2つの方程式の一方だけが実数解をもつとき、
(1つ目の式は実数解を持ち、2つ目の式は実数解を持たない) または (1つ目の式は実数解を持たず、2つ目の式は実数解を持つ)
(a) 1つ目の式は実数解を持ち、2つ目の式は実数解を持たないとき:
−23≤a<0 または 0<a≤23 かつ (a<0 または 4<a) −23≤a<0 または 4<a≤23を満たすaはないため、4<a≤23は不適。したがって−23≤a<0 (b) 1つ目の式は実数解を持たず、2つ目の式は実数解を持つとき:
(a<−23 または a>23) かつ 0≤a≤4 23<a≤4 (a)と(b)を合わせて、−23≤a<0 または 23<a≤4