自然公園が川によって東西のエリアに分かれており、鹿が生息している。毎年、東エリアの鹿の1/5が西エリアに移動し、西エリアの鹿の1/3が東エリアに移動する。長期間が経過した後、鹿の分布がどのようになるかを求める問題です。ただし、鹿の総数は毎年一定であるとします。
2025/6/22
1. 問題の内容
自然公園が川によって東西のエリアに分かれており、鹿が生息している。毎年、東エリアの鹿の1/5が西エリアに移動し、西エリアの鹿の1/3が東エリアに移動する。長期間が経過した後、鹿の分布がどのようになるかを求める問題です。ただし、鹿の総数は毎年一定であるとします。
2. 解き方の手順
鹿の総数を とします。東エリアに生息する鹿の数を 、西エリアに生息する鹿の数を とすると、 が常に成り立ちます。
1年後、東エリアから西エリアに が移動し、西エリアから東エリアに が移動します。したがって、1年後の東エリアの鹿の数は となります。長期間が経過した後、鹿の分布は変化しなくなるため、東エリアの鹿の数は変化しなくなります。つまり、
が成り立ちます。
この式を整理すると、
となります。
の関係から、 なので、これを代入すると、
となります。
したがって、 となります。
3. 最終的な答え
長期間後、東エリアに生息する鹿の数は鹿全体の 、西エリアに生息する鹿の数は鹿全体の となります。