2次関数 $y = x^2 + ax - 1$ のグラフが点 $(5, 4)$ を通るとき、以下の問いに答える問題です。 (1) 定数 $a$ の値を求めよ。 (2) 2次関数のグラフの頂点の座標を求めよ。 (3) $-1 \le x \le 6$ における2次関数の最大値と最小値の差を求めよ。 (4) $k$ は正の定数とするとき、 $-1 \le x \le k$ における2次関数の最大値を求めよ。
2025/6/23
1. 問題の内容
2次関数 のグラフが点 を通るとき、以下の問いに答える問題です。
(1) 定数 の値を求めよ。
(2) 2次関数のグラフの頂点の座標を求めよ。
(3) における2次関数の最大値と最小値の差を求めよ。
(4) は正の定数とするとき、 における2次関数の最大値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) の値を求める
グラフが点 を通るので、, を代入すると、
(2) 頂点の座標を求める
なので、 となります。
平方完成すると、
したがって、頂点の座標は です。
(3) 最大値と最小値の差を求める
の範囲における の最大値と最小値を求めます。
頂点の 座標は で、範囲内に含まれています。したがって、最小値は のとき となります。
次に最大値を求めます。 のとき
のとき
したがって、最大値は のときの となります。
最大値と最小値の差は です。
(4) 最大値を求める
における の最大値を求めます。ただし、 です。
頂点の 座標は です。
の値によって場合分けをします。
(i) のとき
の範囲で が増加すると は単調減少するので、 のとき最大値をとります。
のとき
(ii) のとき
のとき
のとき
のとき最大となるので
(iii) のとき
と のときの の値を比較します。
のとき
のとき
を解くと、
または
したがって、
のとき、最大値は ()
のとき、最大値は ()
まとめると、
のとき、最大値は
のとき、最大値は
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4) のとき、最大値は
のとき、最大値は