自動車メーカーAとBの2001年から2004年までの販売シェアの推移が与えられています。この傾向が続くと仮定した場合、A自動車のシェアがB自動車のシェアを上回るのは何年かを推測する問題です。

応用数学線形モデル統計的推測シェア分析一次関数
2025/6/23

1. 問題の内容

自動車メーカーAとBの2001年から2004年までの販売シェアの推移が与えられています。この傾向が続くと仮定した場合、A自動車のシェアがB自動車のシェアを上回るのは何年かを推測する問題です。

2. 解き方の手順

与えられたデータから、A自動車とB自動車のシェアの変化率を求めます。
A自動車のシェアの変化:
* 2001年: 35%
* 2002年: 10%
* 2003年: 14%
* 2004年: 18%
B自動車のシェアの変化:
* 2001年: 30%
* 2002年: 33%
* 2003年: 34%
* 2004年: 35%
2001年から2004年の変化から、A自動車のシェアは増加傾向にあり、B自動車のシェアも増加傾向にあることがわかります。
それぞれの年のシェアの差を計算して、傾向を把握します。
* 2001年: A - B = 35 - 30 = 5%
* 2002年: A - B = 10 - 33 = -23%
* 2003年: A - B = 14 - 34 = -20%
* 2004年: A - B = 18 - 35 = -17%
2002年から2004年の間、A自動車のシェアは3年で8%増加しています (10% -> 18%) 。
同じ期間にB自動車のシェアは2%増加しています (33% -> 35%) 。
この傾向が続くと仮定すると、A自動車のシェアの増加率はB自動車のシェアの増加率よりも高いです。このため、将来的にA自動車のシェアがB自動車のシェアを上回る可能性があります。
AとBのシェアの差の増え方を考えます。
2002年から2004年にかけて、シェアの差は 23% -23\% から 17% -17\% になっているので、3年間で 6% 6\% 縮まっています。
このまま3年で 6% 6\% 縮まると仮定すると、
2004年: 17% -17\%
2007年: 17%+6%=11% -17\% + 6\% = -11\%
2010年: 11%+6%=5% -11\% + 6\% = -5\%
2013年: 5%+6%=1% -5\% + 6\% = 1\%
この計算から、2013年にはA自動車のシェアがB自動車のシェアを上回ると予測できます。ただし、選択肢に2013年はないので、もう少し詳細な分析が必要です。
2002年から2004年のA,Bのシェアの変化を線形と仮定し、年ごとの変化率を計算します。
A自動車のシェアの年間の増加率: (1810)/(20042002)=8/2=4%(18 - 10) / (2004 - 2002) = 8 / 2 = 4\%
B自動車のシェアの年間の増加率: (3533)/(20042002)=2/2=1%(35 - 33) / (2004 - 2002) = 2 / 2 = 1\%
2004年のシェアから計算すると、
A自動車のシェア: 18+4n18 + 4n
B自動車のシェア: 35+1n35 + 1n
18+4n>35+n18 + 4n > 35 + n
3n>173n > 17
n>17/3=5.666...n > 17/3 = 5.666...
したがって、2004年から5.666...年後、つまり2009年より少し後になります。選択肢の中で最も近いのは2010年です。

3. 最終的な答え

2010年

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