問題2-7は、初速度 $v_0$、角度 $\theta$ で打ち出された物体が放物線を描くこと、すなわち、物体の軌跡が $y = Ax^2 + Bx$ の形で表されることを示す問題です。

応用数学力学放物運動軌跡物理
2025/6/23

1. 問題の内容

問題2-7は、初速度 v0v_0、角度 θ\theta で打ち出された物体が放物線を描くこと、すなわち、物体の軌跡が y=Ax2+Bxy = Ax^2 + Bx の形で表されることを示す問題です。

2. 解き方の手順

まず、物体の運動を xx 方向と yy 方向に分解します。空気抵抗は無視できるものとします。
xx 方向には等速運動をし、yy 方向には重力による等加速度運動をします。
時刻 tt における xx 座標と yy 座標は、それぞれ以下の式で表されます。
x=v0cosθtx = v_0 \cos\theta \cdot t
y=v0sinθt12gt2y = v_0 \sin\theta \cdot t - \frac{1}{2}gt^2
xx の式から tt を求め、t=xv0cosθt = \frac{x}{v_0 \cos\theta}yy の式に代入します。
y=v0sinθxv0cosθ12g(xv0cosθ)2y = v_0 \sin\theta \cdot \frac{x}{v_0 \cos\theta} - \frac{1}{2}g (\frac{x}{v_0 \cos\theta})^2
これを整理すると、
y=tanθxg2v02cos2θx2y = \tan\theta \cdot x - \frac{g}{2 v_0^2 \cos^2\theta} x^2
これは、y=Ax2+Bxy = Ax^2 + Bx の形(ただし、A=g2v02cos2θA = -\frac{g}{2 v_0^2 \cos^2\theta}B=tanθB = \tan\theta)をしているので、放物線を描くことが示されました。

3. 最終的な答え

物体の軌跡は、y=tanθxg2v02cos2θx2y = \tan\theta \cdot x - \frac{g}{2 v_0^2 \cos^2\theta} x^2 で表され、y=Ax2+Bxy = Ax^2 + Bx の形をしているので、放物線を描くことが示されました。

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