関数 $f(x) = x$ について、$x$軸と区間 $[-2, 2]$ で囲まれた部分の面積を求める問題です。単純に積分すると、$x$軸の下側にある部分の面積がマイナスで計算されてしまうため、積分を正しく行う方法について考察します。
2025/6/24
1. 問題の内容
関数 について、軸と区間 で囲まれた部分の面積を求める問題です。単純に積分すると、軸の下側にある部分の面積がマイナスで計算されてしまうため、積分を正しく行う方法について考察します。
2. 解き方の手順
(1) まず、 のグラフを確認します。これは原点を通る傾き1の直線です。
(2) 区間 において、軸の下側にある区間は であり、上側にある区間は であることが分かります。
(3) 積分は、関数とx軸で囲まれた領域の符号付き面積を与えるものです。 が負の値を取る区間では、積分の値は負になります。面積を求めるためには、負の領域の積分を正にする必要があります。
(4) 区間 での積分は
となります。
(5) 区間 での積分は
となります。
(6) 区間 での積分は
となります。
(7) 求める面積は、区間 での積分を絶対値にして足し合わせます。つまり、
となります。
または、
となります。
したがって、
3. 最終的な答え
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