(1) 関数 $f(x) = x^3 - 2x^2 + 3x - 1$ に対して、マクローリンの定理($n=4$)を適用し、さらに $a=1, b=x$ としてテイラーの定理($n=4$)を適用する。 (2) 関数 $f(x) = \log(1+x)$ に対して、マクローリンの定理($n=4$)を適用する。
2025/6/24
1. 問題の内容
(1) 関数 に対して、マクローリンの定理()を適用し、さらに としてテイラーの定理()を適用する。
(2) 関数 に対して、マクローリンの定理()を適用する。
2. 解き方の手順
(1)
まず、関数 に対して、マクローリンの定理を適用する。マクローリンの定理は、テイラーの定理において とした場合であり、 を の周りで展開する。 なので、4次の項まで求める。
の各階微分を計算する。
での各階微分の値を計算する。
マクローリン展開は次のようになる。
次に、 としてテイラーの定理を適用する。テイラーの定理は、 を の周りで展開する。
より、
したがって、
(2)
に対して、マクローリンの定理を適用する。
の各階微分を計算する。
での各階微分の値を計算する。
マクローリン展開は次のようになる。
3. 最終的な答え
(1) のマクローリン展開():
としてのテイラー展開():
(元の関数と同じ)
(2) のマクローリン展開():