$a, b, c$ を定数とする2次方程式 $ax^2 + bx + c = 0$ について、左辺を平方完成することで解が $x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}$ となることを示す。

代数学二次方程式平方完成解の公式
2025/6/24

1. 問題の内容

a,b,ca, b, c を定数とする2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 について、左辺を平方完成することで解が x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} となることを示す。

2. 解き方の手順

与えられた2次方程式は ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 である。
まず、aa で両辺を割ると(ただし、a0a \neq 0)、
x2+bax+ca=0x^2 + \frac{b}{a}x + \frac{c}{a} = 0
次に、平方完成を行う。
x2+bax=cax^2 + \frac{b}{a}x = -\frac{c}{a}
x2+bax+(b2a)2=ca+(b2a)2x^2 + \frac{b}{a}x + (\frac{b}{2a})^2 = -\frac{c}{a} + (\frac{b}{2a})^2
(x+b2a)2=ca+b24a2(x + \frac{b}{2a})^2 = -\frac{c}{a} + \frac{b^2}{4a^2}
(x+b2a)2=4ac+b24a2(x + \frac{b}{2a})^2 = \frac{-4ac + b^2}{4a^2}
(x+b2a)2=b24ac4a2(x + \frac{b}{2a})^2 = \frac{b^2 - 4ac}{4a^2}
両辺の平方根をとると、
x+b2a=±b24ac4a2x + \frac{b}{2a} = \pm \sqrt{\frac{b^2 - 4ac}{4a^2}}
x+b2a=±b24ac2ax + \frac{b}{2a} = \pm \frac{\sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=b2a±b24ac2ax = -\frac{b}{2a} \pm \frac{\sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}

3. 最終的な答え

したがって、2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解は x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} である。

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