$\frac{a}{b} = \frac{c}{d}$ のとき、$\frac{a+c}{b+d} = \frac{ad+bc}{2bd}$ を証明する。

代数学比例式分数式等式の証明
2025/6/25

1. 問題の内容

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、a+cb+d=ad+bc2bd\frac{a+c}{b+d} = \frac{ad+bc}{2bd} を証明する。

2. 解き方の手順

まず、与えられた条件 ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} より、ad=bcad = bc であることが言えます。
証明したい式の右辺を変形していきます。
ad+bc2bd=ad+ad2bd=2ad2bd=adbd=ab\frac{ad+bc}{2bd} = \frac{ad+ad}{2bd} = \frac{2ad}{2bd} = \frac{ad}{bd} = \frac{a}{b}
次に、与えられた条件 ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} から、a=bcda = \frac{bc}{d} という関係が導けます。これを左辺の式に代入すると:
a+cb+d=bcd+cb+d=bc+cddb+d=bc+cdd(b+d)=c(b+d)d(b+d)=cd\frac{a+c}{b+d} = \frac{\frac{bc}{d}+c}{b+d} = \frac{\frac{bc+cd}{d}}{b+d} = \frac{bc+cd}{d(b+d)} = \frac{c(b+d)}{d(b+d)} = \frac{c}{d}
したがって、a+cb+d=cd=ab\frac{a+c}{b+d} = \frac{c}{d} = \frac{a}{b} が成り立つことがわかります。
一方、右辺は ad+bc2bd=adbd=ab\frac{ad+bc}{2bd} = \frac{ad}{bd} = \frac{a}{b} となります。
結論として、a+cb+d=ab=ad+bc2bd\frac{a+c}{b+d} = \frac{a}{b} = \frac{ad+bc}{2bd} は成り立ちません。問題に誤りがある可能性があります。
ただし、もし証明すべき式が a+cb+d=ab\frac{a+c}{b+d} = \frac{a}{b} ならば、以下の手順で証明できます。
a+cb+d\frac{a+c}{b+d} に対して、a=kba = kb かつ c=kdc = kd となる kk が存在するとします。 このとき
a+cb+d=kb+kdb+d=k(b+d)b+d=k\frac{a+c}{b+d} = \frac{kb+kd}{b+d} = \frac{k(b+d)}{b+d} = k
一方、 ab=kbb=k\frac{a}{b} = \frac{kb}{b} = k なので、 a+cb+d=ab\frac{a+c}{b+d} = \frac{a}{b} が成り立ちます。
cd\frac{c}{d}についても同様に示すことができます。
右辺も変形してab\frac{a}{b}になることを示します。ad=bcad = bc なのでbcbcの代わりにadadを代入して、
ad+bc2bd=ad+ad2bd=2ad2bd=ab\frac{ad+bc}{2bd} = \frac{ad+ad}{2bd} = \frac{2ad}{2bd} = \frac{a}{b}
となります。
したがって、a+cb+d=ad+bc2bd\frac{a+c}{b+d} = \frac{ad+bc}{2bd} は成り立ちません。

3. 最終的な答え

問題に誤りがあるため、与えられた等式は証明できません。もし問題が a+cb+d=ab\frac{a+c}{b+d} = \frac{a}{b} であれば証明可能です。その場合は、a+cb+d=ab\frac{a+c}{b+d} = \frac{a}{b} となります。

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