(1)
- x<0 のとき、∣x∣=−x かつ x−2<0 なので ∣x−2∣=−(x−2)=2−x である。 したがって 3∣x∣−∣x−2∣=3(−x)−(2−x)=−3x−2+x=−2x−2 となる。よってアイは -2、ウは2。 - 0≤x<2 のとき、∣x∣=x かつ x−2<0 なので ∣x−2∣=−(x−2)=2−x である。 したがって 3∣x∣−∣x−2∣=3x−(2−x)=3x−2+x=4x−2 となる。よってエは4、オは2。 - 2≤x のとき、∣x∣=x かつ x−2≥0 なので ∣x−2∣=x−2 である。 したがって 3∣x∣−∣x−2∣=3x−(x−2)=3x−x+2=2x+2 となる。よってカは2、キは2。 (2)
- x<0 のとき、不等式①は −2x−2≤8 となる。これを解くと −2x≤10 より x≥−5 である。 x<0 と x≥−5 の共通範囲は −5≤x<0 である。 - 0≤x<2 のとき、不等式①は 4x−2≤8 となる。これを解くと 4x≤10 より x≤410=25=2.5 である。 0≤x<2 と x≤2.5 の共通範囲は 0≤x<2 である。 - 2≤x のとき、不等式①は 2x+2≤8 となる。これを解くと 2x≤6 より x≤3 である。 2≤x と x≤3 の共通範囲は 2≤x≤3 である。 以上より、不等式①の解は −5≤x<0, 0≤x<2, 2≤x≤3 を合わせた範囲なので、−5≤x≤3 である。よって、クゲは -5、コは3。 (3)
不等式①の解は −5≤x≤3 である。 不等式②は 2x+7≥0 より 2x≥−7 なので x≥−27=−3.5 である。 不等式①と②をともに満たすxの範囲は −3.5≤x≤3 となる。 この範囲にある整数は、-3, -2, -1, 0, 1, 2, 3 の7個である。
よってサは7。