与えられた等比数列について、以下の条件から初項と公比を求めます。 (1) 初めの2項の和が-2、次の2項の和が-8 (2) 初項から第3項までの和が3、第4項から第6項までの和が-24

代数学等比数列連立方程式数列の和公比初項
2025/6/25

1. 問題の内容

与えられた等比数列について、以下の条件から初項と公比を求めます。
(1) 初めの2項の和が-2、次の2項の和が-8
(2) 初項から第3項までの和が3、第4項から第6項までの和が-24

2. 解き方の手順

(1) 初項をaa、公比をrrとすると、初めの2項の和はa+ar=a(1+r)a + ar = a(1+r)、次の2項の和はar2+ar3=ar2(1+r)ar^2 + ar^3 = ar^2(1+r)となります。したがって、以下の連立方程式が得られます。
a(1+r)=2a(1+r) = -2
ar2(1+r)=8ar^2(1+r) = -8
2番目の式を1番目の式で割ると、r2=4r^2 = 4となるので、r=±2r = \pm 2が得られます。
r=2r=2のとき、a(1+2)=2a(1+2) = -2より、3a=23a = -2となり、a=23a = -\frac{2}{3}
r=2r=-2のとき、a(12)=2a(1-2) = -2より、a=2-a = -2となり、a=2a = 2
(2) 初項をaa、公比をrrとすると、初項から第3項までの和はa+ar+ar2=a(1+r+r2)a + ar + ar^2 = a(1+r+r^2)、第4項から第6項までの和はar3+ar4+ar5=ar3(1+r+r2)ar^3 + ar^4 + ar^5 = ar^3(1+r+r^2)となります。したがって、以下の連立方程式が得られます。
a(1+r+r2)=3a(1+r+r^2) = 3
ar3(1+r+r2)=24ar^3(1+r+r^2) = -24
2番目の式を1番目の式で割ると、r3=8r^3 = -8となるので、r=2r = -2が得られます。
r=2r=-2のとき、a(12+4)=3a(1-2+4) = 3より、3a=33a = 3となり、a=1a = 1

3. 最終的な答え

(1)
初項: 23-\frac{2}{3}, 公比: 22
または
初項: 22, 公比: 2-2
(2)
初項: 11, 公比: 2-2

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