問題は2つのパートに分かれています。 パート1では、与えられた自然数の組に対して、最大公約数と最小公倍数を求める問題です。 パート2では、480の正の約数の個数を求め、$\sqrt{224n}$ が整数となるような最小の自然数 $n$ を求める問題です。

算数最大公約数最小公倍数約数素因数分解
2025/6/25

1. 問題の内容

問題は2つのパートに分かれています。
パート1では、与えられた自然数の組に対して、最大公約数と最小公倍数を求める問題です。
パート2では、480の正の約数の個数を求め、224n\sqrt{224n} が整数となるような最小の自然数 nn を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) (36, 42)の最大公約数と最小公倍数を求める。
36と42を素因数分解します。
36=22×3236 = 2^2 \times 3^2
42=2×3×742 = 2 \times 3 \times 7
最大公約数は、共通の素因数の最小の指数を取ります。
GCD(36,42)=2×3=6GCD(36, 42) = 2 \times 3 = 6
最小公倍数は、すべての素因数の最大の指数を取ります。
LCM(36,42)=22×32×7=4×9×7=252LCM(36, 42) = 2^2 \times 3^2 \times 7 = 4 \times 9 \times 7 = 252
(2) (45, 72, 120)の最大公約数と最小公倍数を求める。
45, 72, 120を素因数分解します。
45=32×545 = 3^2 \times 5
72=23×3272 = 2^3 \times 3^2
120=23×3×5120 = 2^3 \times 3 \times 5
最大公約数は、共通の素因数の最小の指数を取ります。
GCD(45,72,120)=3GCD(45, 72, 120) = 3
最小公倍数は、すべての素因数の最大の指数を取ります。
LCM(45,72,120)=23×32×5=8×9×5=360LCM(45, 72, 120) = 2^3 \times 3^2 \times 5 = 8 \times 9 \times 5 = 360
(3) 480の正の約数の個数を求める。
480を素因数分解します。
480=25×3×5480 = 2^5 \times 3 \times 5
約数の個数は、各素因数の指数のそれぞれに1を足して、それらを掛け合わせたものです。
約数の個数 = (5+1)×(1+1)×(1+1)=6×2×2=24(5+1) \times (1+1) \times (1+1) = 6 \times 2 \times 2 = 24
(4) 224n\sqrt{224n} が整数となるような最小の自然数 nn を求める。
224を素因数分解します。
224=25×7224 = 2^5 \times 7
224n=25×7×n\sqrt{224n} = \sqrt{2^5 \times 7 \times n}
224n\sqrt{224n} が整数となるためには、25×7×n2^5 \times 7 \times n が平方数である必要があります。
したがって、nn2277 を少なくとも1つずつ含む必要があります。
n=2×7=14n = 2 \times 7 = 14
224×14=26×72=23×7=8×7=56\sqrt{224 \times 14} = \sqrt{2^6 \times 7^2} = 2^3 \times 7 = 8 \times 7 = 56

3. 最終的な答え

(1) 最大公約数: 6, 最小公倍数: 252
(2) 最大公約数: 3, 最小公倍数: 360
(3) 24
(4) 14

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