2次方程式 $x^2 - 4x - 2 = 0$ の2つの解を $a, b$ ($a < b$) とします。 (1) $a, b$ の値を求めます。 (2) $a^2 + b^2$ と $\frac{a}{b} + \frac{b}{a}$ の値を求めます。 (3) 不等式 $|x - \frac{a}{b}| \le |\frac{b}{a}|$ を解き、さらに不等式 $k \le x \le k+3$ とともに満たす整数 $x$ がちょうど2個存在するような定数 $k$ の値の範囲を求めます。
2025/6/25
1. 問題の内容
2次方程式 の2つの解を () とします。
(1) の値を求めます。
(2) と の値を求めます。
(3) 不等式 を解き、さらに不等式 とともに満たす整数 がちょうど2個存在するような定数 の値の範囲を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 2次方程式 を解の公式を用いて解きます。
解の公式は です。この場合、 です。
なので、 です。
(2) を計算します。
です。
(3) 不等式 を解きます。
不等式 を満たす整数 がちょうど2個となるような の範囲を考えます。
と の共通範囲に整数が2個だけ含まれる必要があります。
は整数なので、 です。
の区間の長さは3なので、区間内に整数は3個または4個存在し得ます。
このうち、 と の共通範囲に整数が2個だけ存在するためには、
または である必要があります。
かつ なので
のとき に整数が2つ含まれるためには が含まれる必要がある。
を満たす。 を満たす。
の場合 なので の3つの整数を含むため不適。
すなわち のとき
では に整数 の4個が存在するため不適。
整数解が2つあるのは かつ のどちらか。両立しない。
なら整数はの2つ。
でもでの2つ。
のとき、で、の3つになる。
のとき , の2つ。
のとき , の2つ。
ならば で整数は
整数が2つということは、 が含む整数の個数が2つということです。
の場合、整数が存在するため、 である必要がある。
かつ の共通範囲に整数が2つだけ含まれる条件を考える。
もし であれば であるため だけとなる。
はない。
の時
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) ,
(3)