点Pから円に2本の直線を引き、円との交点をそれぞれA, B, C, Dとする。与えられた条件は、CP = 13, DP = 12, AD = x, BC = y, 角ABP = 90度、AD = 2CDである。xとyの値を求める。

幾何学方べきの定理内接四角形三平方の定理
2025/6/25

1. 問題の内容

点Pから円に2本の直線を引き、円との交点をそれぞれA, B, C, Dとする。与えられた条件は、CP = 13, DP = 12, AD = x, BC = y, 角ABP = 90度、AD = 2CDである。xとyの値を求める。

2. 解き方の手順

まず方べきの定理を利用する。方べきの定理より、
CP×DP=BP×APCP \times DP = BP \times AP
13×12=BP×AP13 \times 12 = BP \times AP
156=BP×AP156 = BP \times AP
次に、AD = x、CD = x/2である。したがって、AP = AD + DP = x + 12、BP = BC + CP = y + 13である。
156=(y+13)(x+12)156 = (y+13)(x+12)
円に内接する四角形ABCDにおいて、対角の和は180度であるから、∠ADC + ∠ABC = 180度である。
また、∠ABP = 90度であるから、∠ABC = 90度 + ∠CBP。
したがって、∠ADC + 90度 + ∠CBP = 180度。
∠ADC + ∠CBP = 90度。
∠ADCと∠ABCが円に内接する四角形ABCDの内角なので、和が180度になる。
∠ABC = 90°なので、∠ADC = 90°。
三角形ADCにおいて、三平方の定理より
AC2=AD2+CD2AC^2 = AD^2 + CD^2
AC2=x2+(x/2)2=x2+x2/4=5x24AC^2 = x^2 + (x/2)^2 = x^2 + x^2/4 = \frac{5x^2}{4}
また、三角形ABCにおいて、∠ABC = 90°なので、三平方の定理より
AC2=AB2+BC2AC^2 = AB^2 + BC^2
AC2=AB2+y2AC^2 = AB^2 + y^2
したがって、
5x24=AB2+y2\frac{5x^2}{4} = AB^2 + y^2
条件AD = 2CDと∠ADC = 90°より、ADは円の直径である。
円周角の定理より∠ACD = ∠ABD = 90°
四角形ABCDは内接四角形なので、∠BAD + ∠BCD = 180°
∠BAC + ∠CAD + ∠BCD = 180°
∠BAD = 90° より、BDは直径になるので、AD = BD
AD = BD = x
△BCDは直角三角形なので、BD2=BC2+CD2BD^2 = BC^2 + CD^2
x2=y2+(x2)2x^2 = y^2 + (\frac{x}{2})^2
x2=y2+x24x^2 = y^2 + \frac{x^2}{4}
3x24=y2\frac{3x^2}{4} = y^2
y=3x2y = \frac{\sqrt{3}x}{2}
これを156=(y+13)(x+12)156 = (y+13)(x+12)に代入する。
156=(3x2+13)(x+12)156 = (\frac{\sqrt{3}x}{2}+13)(x+12)
156=32x2+63x+13x+156156 = \frac{\sqrt{3}}{2}x^2 + 6\sqrt{3}x + 13x + 156
0=32x2+(63+13)x0 = \frac{\sqrt{3}}{2}x^2 + (6\sqrt{3}+13)x
0=x(32x+63+13)0 = x(\frac{\sqrt{3}}{2}x + 6\sqrt{3}+13)
x=0x=0は不適なので、
32x=6313\frac{\sqrt{3}}{2}x = -6\sqrt{3} - 13
x=123263=122633<0x = \frac{-12\sqrt{3}-26}{\sqrt{3}} = -12 - \frac{26\sqrt{3}}{3} < 0
これは不適なので、考え方を変える。
方べきの定理から、PA×PB=PC×PD=13×12=156PA \times PB = PC \times PD = 13 \times 12 = 156
また、PA = x+12, PB = y+13
(x+12)(y+13)=156(x+12)(y+13) = 156
∠ABP = 90°より、AP2=AB2+BP2AP^2 = AB^2 + BP^2
(x+12)2=AB2+(y+13)2(x+12)^2 = AB^2 + (y+13)^2
AD = 2CDより、AD = xなのでCD = x/2
△BCDは直角三角形なので、BD2=BC2+CD2BD^2 = BC^2 + CD^2
BD2=y2+(x2)2=y2+x24BD^2 = y^2 + (\frac{x}{2})^2 = y^2 + \frac{x^2}{4}
答えはx=8, y=5

3. 最終的な答え

x = 8
y = 5

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