1個のサイコロを投げたとき、以下の事象A, B, C, Dを定義する。 * A: 偶数の目が出る * B: 3の倍数の目が出る * C: 奇数の目が出る * D: 5の約数の目が出る このとき、以下の問いに答える。 (1) 事象AとBの積事象 $A \cap B$ の確率を求めよ。 (2) 事象AとBの和事象 $A \cup B$ の確率を求めよ。 (3) 事象A, B, C, Dのうち、互いに排反であるものはどれとどれか。
2025/6/26
1. 問題の内容
1個のサイコロを投げたとき、以下の事象A, B, C, Dを定義する。
* A: 偶数の目が出る
* B: 3の倍数の目が出る
* C: 奇数の目が出る
* D: 5の約数の目が出る
このとき、以下の問いに答える。
(1) 事象AとBの積事象 の確率を求めよ。
(2) 事象AとBの和事象 の確率を求めよ。
(3) 事象A, B, C, Dのうち、互いに排反であるものはどれとどれか。
2. 解き方の手順
(1) 事象A, Bが起こる確率を求める。 は、AとBが同時に起こる事象なので、偶数かつ3の倍数の目が出る確率を求める。サイコロの目は1から6なので、偶数かつ3の倍数の目は6のみである。
よって、の確率は、
(2) 和事象 の確率を求める。 は、AまたはBが起こる事象なので、偶数または3の倍数の目が出る確率を求める。偶数は2, 4, 6の3つ、3の倍数は3, 6の2つ。重複している6は1回だけ数える。よって、2, 3, 4, 6の4つ。
または、
(3) 互いに排反な事象は、同時に起こりえない事象の組み合わせである。
事象A(偶数)とC(奇数)は、同時に起こりえない。
事象B(3の倍数)は{3, 6}、事象D(5の約数)は{1,5}なので、同時に起こりえない。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) AとC、BとD