点A(-1, 0)からの距離と点B(3, 0)からの距離の比が1:3である点Pの軌跡を求めます。

幾何学軌跡距離の公式
2025/6/26

1. 問題の内容

点A(-1, 0)からの距離と点B(3, 0)からの距離の比が1:3である点Pの軌跡を求めます。

2. 解き方の手順

点Pの座標を(x, y)とします。点Aからの距離をAP、点Bからの距離をBPとすると、問題の条件は
AP:BP=1:3AP:BP = 1:3
と表せます。つまり、
3AP=BP3AP = BP
です。
距離の公式から、
AP=(x(1))2+(y0)2=(x+1)2+y2AP = \sqrt{(x - (-1))^2 + (y - 0)^2} = \sqrt{(x+1)^2 + y^2}
BP=(x3)2+(y0)2=(x3)2+y2BP = \sqrt{(x - 3)^2 + (y - 0)^2} = \sqrt{(x-3)^2 + y^2}
です。
3AP=BP3AP = BPを代入すると、
3(x+1)2+y2=(x3)2+y23\sqrt{(x+1)^2 + y^2} = \sqrt{(x-3)^2 + y^2}
両辺を2乗して、
9((x+1)2+y2)=(x3)2+y29((x+1)^2 + y^2) = (x-3)^2 + y^2
展開して整理します。
9(x2+2x+1+y2)=x26x+9+y29(x^2 + 2x + 1 + y^2) = x^2 - 6x + 9 + y^2
9x2+18x+9+9y2=x26x+9+y29x^2 + 18x + 9 + 9y^2 = x^2 - 6x + 9 + y^2
8x2+24x+8y2=08x^2 + 24x + 8y^2 = 0
両辺を8で割って、
x2+3x+y2=0x^2 + 3x + y^2 = 0
平方完成します。
(x+32)2(32)2+y2=0(x + \frac{3}{2})^2 - (\frac{3}{2})^2 + y^2 = 0
(x+32)2+y2=94(x + \frac{3}{2})^2 + y^2 = \frac{9}{4}
これは、中心(32,0)(-\frac{3}{2}, 0)、半径32\frac{3}{2}の円の方程式です。

3. 最終的な答え

(x+32)2+y2=94(x + \frac{3}{2})^2 + y^2 = \frac{9}{4}
つまり、中心が(32,0)(-\frac{3}{2}, 0)、半径が32\frac{3}{2}の円。

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