1. 問題の内容
3次方程式 が異なる2つの実数解を持つような の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 関数 とおく。
3次方程式 が異なる2つの実数解を持つためには、 が極値を持ち、極大値または極小値のいずれか一方が0になる必要がある。
(2) を微分する。
(3) となる を求める。
(4) における の値を求める。
(5) が極値を持ち、異なる2つの実数解を持つためには、以下のいずれかが成り立つ必要がある。
(i) または (ii)
(i) のとき、。
このとき、。
となるのは (重解) と であるため、異なる2つの実数解を持つ。
(ii) のとき、。
このとき、。
となるのは (重解) と であるため、異なる2つの実数解を持つ。