実数係数の2次式 $f(x) = ax^2 + bx$ において、$f(1)$ と $f(2)$ が整数であるとき、全ての整数 $n$ に対して $f(n)$ が整数であることを示す。
2025/3/30
1. 問題の内容
実数係数の2次式 において、 と が整数であるとき、全ての整数 に対して が整数であることを示す。
2. 解き方の手順
まず、 と の値を書き出す。
と が整数であることから、 と は整数である。
は整数となる。よって、 (は整数)と表せる。
であり、は整数なので、 は (は整数)と表せる。
したがって、 と は、整数、または分母が2の整数/2の形の実数である。
次に、 を考える。
が偶数のとき、(は整数)と表せる。
は整数である。
が奇数のとき、(は整数)と表せる。
が偶数ならば、(は整数)と表せる。
は整数である。
が奇数ならば、(は整数)と表せる。
このとき、となり、が整数であるという仮定に矛盾する。
したがって、は偶数でなければならない。
以上より、全ての整数 に対して は整数である。
3. 最終的な答え
全ての整数 に対して は整数である。