## 問題1:
6. $y = \sqrt{x}$ を定義に従って微分せよ。
1. 問題の内容
関数 を、微分の定義式を用いて微分します。
2. 解き方の手順
微分の定義式は次の通りです。
この式に を代入します。
このままでは不定形になるので、分子を有理化します。
の極限を取ります。
3. 最終的な答え
## 問題2:
7. $y = 2\sin x - \frac{\pi}{2}$ が $(-\pi, \frac{\pi}{2})$ で少なくとも1つの実数解をもつことを示せ。
1. 問題の内容
関数 が区間 において、少なくとも一つの実数解を持つことを示す。
2. 解き方の手順
中間値の定理を利用します。
まず、与えられた区間の端点における関数 の値を計算します。
ここで、 より、
したがって、 かつ です。
は連続関数なので、中間値の定理より、区間 において、 となる が少なくとも1つ存在します。つまり、少なくとも1つの実数解を持ちます。
3. 最終的な答え
かつ であり、 は連続関数なので、中間値の定理より、区間 で少なくとも1つの実数解を持つ。
## 問題3:
8. $y = [x]$ は $x=0$ で連続かどうか調べなさい。
1. 問題の内容
関数 (ガウス記号) が で連続かどうかを調べます。
2. 解き方の手順
関数 が で連続であるとは、以下の条件が全て満たされることです。
1. $f(a)$ が定義されている。
2. $\lim_{x \to a} f(x)$ が存在する。
3. $\lim_{x \to a} f(x) = f(a)$
において、 なので、条件1は満たされています。
次に、 を調べます。
左側極限:
右側極限:
左側極限と右側極限が異なるため、 は存在しません。
したがって、条件2が満たされないため、 は で連続ではありません。
3. 最終的な答え
は で連続ではない。