平均値の定理を用いて、以下の不等式を証明する問題です。 (1) $a < b$ のとき、$e^a(b-a) < e^b - e^a < e^b(b-a)$ (2) $0 < a < b$ のとき、$1 - \frac{a}{b} < \log\frac{b}{a} < \frac{b}{a} - 1$ (3) $a > 0$ のとき、$\frac{1}{a+1} < \frac{\log(a+1)}{a} < 1$
2025/6/26
1. 問題の内容
平均値の定理を用いて、以下の不等式を証明する問題です。
(1) のとき、
(2) のとき、
(3) のとき、
2. 解き方の手順
(1) 関数 を区間 で考える。平均値の定理より、ある が存在し、
つまり、
より、 であるから、
各辺に を掛けると、 より なので、不等号の向きは変わらず、
が成り立つ。
(2) 関数 を区間 で考える。平均値の定理より、ある が存在し、
つまり、
より、 であるから、
各辺に を掛けると、 より なので、不等号の向きは変わらず、
が成り立つ。
(3) 関数 を区間 で考える。間違い。
関数 を区間 で考える。平均値の定理より、ある が存在し、
つまり、
より、 であるから、
が成り立つ。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)