不等式 $x^2 + 5y^2 \geq 4xy$ を証明せよ。また、等号成立条件も求めよ。

代数学不等式証明平方完成等号成立条件
2025/6/26

1. 問題の内容

不等式 x2+5y24xyx^2 + 5y^2 \geq 4xy を証明せよ。また、等号成立条件も求めよ。

2. 解き方の手順

まず、x2+5y24xy0x^2 + 5y^2 - 4xy \geq 0 を示すことを目指します。
x24xy+5y2x^2 - 4xy + 5y^2 を平方完成します。
x24xy+5y2=(x24xy+4y2)+y2=(x2y)2+y2x^2 - 4xy + 5y^2 = (x^2 - 4xy + 4y^2) + y^2 = (x-2y)^2 + y^2
したがって、
x2+5y24xy=(x2y)2+y2x^2 + 5y^2 - 4xy = (x-2y)^2 + y^2
(x2y)20(x-2y)^2 \geq 0 かつ y20y^2 \geq 0 より、 (x2y)2+y20(x-2y)^2 + y^2 \geq 0 が成り立ちます。
よって、x2+5y24xy0x^2 + 5y^2 - 4xy \geq 0 が示されました。
等号成立条件を考えます。
(x2y)2+y2=0(x-2y)^2 + y^2 = 0 となるのは、x2y=0x-2y = 0 かつ y=0y = 0 のときです。
したがって、x=2yx = 2y かつ y=0y = 0 より、x=0x = 0 かつ y=0y = 0 となります。

3. 最終的な答え

不等式 x2+5y24xyx^2 + 5y^2 \geq 4xy は証明されました。
等号成立条件は x=0x=0 かつ y=0y=0 です。

「代数学」の関連問題

与えられた二次関数 $y=2x^2 - 2x + 1$ を平方完成する問題です。

二次関数平方完成数式
2025/6/26

与えられた式を展開した際に、項が何個できるかを答える問題です。 (1) $(a+b)(x+y+z+u)$ (2) $(a+b+c)(p+q)(x+y+z)$

展開積の法則多項式
2025/6/26

$a+b=2$ のとき、等式 $a^2+2b=b^2+2a$ を証明する問題です。

等式の証明代数式の操作式の展開
2025/6/26

2次関数 $y = 2x^2 - 2x + 1$ の $-1 \le x \le 0$ における最大値と最小値を求める。

二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/6/26

与えられた2次式を平方完成させる問題です。具体的には以下の9つの式を平方完成させる必要があります。 (1) $x^2 + 6x$ (2) $x^2 - 4x + 9$ (3) $2x^2 + 8x +...

二次関数平方完成
2025/6/26

2次方程式 $x^2 - 2(m-2)x - m + 14 = 0$ が異なる2つの負の解を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求めよ。

二次方程式解の範囲判別式解と係数の関係
2025/6/26

$a + b = 2$ のとき、等式 $a^2 + 2b = b^2 + 2a$ を証明する。

等式の証明代数計算式の展開文字式の計算
2025/6/26

与えられた画像には複数の数学の問題が含まれています。具体的には、2次式の平方完成、2次関数のグラフの軸と頂点の計算、放物線の平行移動、放物線の対称移動、そして2次関数の最大値・最小値を求める問題などが...

二次関数平方完成グラフ頂点平行移動対称移動最大値最小値
2025/6/26

(1) 関数 $y = 2x^2 - 3x + 1$ の $-1 \le x \le 2$ における最大値と最小値を求めよ。 (2) 関数 $y = 2|x-1| + |x-2|$ の $0 \le ...

二次関数最大値最小値絶対値場合分け平方完成
2025/6/26

2次関数 $y = 2x^2 - 2x + 1$ の $-1 \le x \le 0$ における最大値と最小値を求める問題です。

二次関数最大値最小値平方完成
2025/6/26