三角形ABCにおいて、$b = 4\sqrt{3}$, $c = 4$, $A = 30^\circ$のとき、辺aの長さと角Bの大きさを求める問題です。

幾何学三角形余弦定理正弦定理辺の長さ角度
2025/6/26

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、b=43b = 4\sqrt{3}, c=4c = 4, A=30A = 30^\circのとき、辺aの長さと角Bの大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、余弦定理を用いて辺aの長さを求めます。
余弦定理は、a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc\cos Aで表されます。
与えられた値を代入すると、
a2=(43)2+422(43)(4)cos30a^2 = (4\sqrt{3})^2 + 4^2 - 2(4\sqrt{3})(4)\cos 30^\circ
a2=16(3)+1632332a^2 = 16(3) + 16 - 32\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}
a2=48+163232a^2 = 48 + 16 - 32 \cdot \frac{3}{2}
a2=6448a^2 = 64 - 48
a2=16a^2 = 16
a=16=4a = \sqrt{16} = 4
したがって、a=4a = 4となります。
次に、正弦定理を用いて角Bの大きさを求めます。
正弦定理はasinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}で表されます。
与えられた値を代入すると、
4sin30=43sinB\frac{4}{\sin 30^\circ} = \frac{4\sqrt{3}}{\sin B}
412=43sinB\frac{4}{\frac{1}{2}} = \frac{4\sqrt{3}}{\sin B}
8=43sinB8 = \frac{4\sqrt{3}}{\sin B}
sinB=438=32\sin B = \frac{4\sqrt{3}}{8} = \frac{\sqrt{3}}{2}
sinB=32\sin B = \frac{\sqrt{3}}{2}となる角Bは、B=60B = 60^\circまたはB=120B = 120^\circです。
もしB=120B=120^\circとすると、A+B=30+120=150A+B=30^\circ+120^\circ=150^\circとなり、C=180(A+B)=30C=180^\circ-(A+B)=30^\circとなります。
このとき、A=CA=Cよりa=c=4a=c=4となり、矛盾しません。
もしB=60B=60^\circとすると、A+B=30+60=90A+B=30^\circ+60^\circ=90^\circとなり、C=180(A+B)=90C=180^\circ-(A+B)=90^\circとなります。
このとき、bsinB=csinC\frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}より、b=csinBsinC=4321=23b=\frac{c\sin B}{\sin C} = \frac{4\cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{1}=2\sqrt{3}となり、b=43b = 4\sqrt{3}と矛盾します。
したがって、B=60B = 60^\circが正しいです。

3. 最終的な答え

a=4a = 4
B=60B = 60^\circ

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