放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上に $x$ 座標がそれぞれ $-2, 3$ である点 $A, B$ をとる。また、$y$ 軸上に点 $C(0, 6)$ をとる。直線 $AB$ と $y$ 軸の交点を $D$ とする。以下の問いに答える。 (1) 点 $D$ の座標を求めよ。 (2) $\triangle CAD$ と $\triangle CBD$ の面積の比を求めよ。 (3) $\triangle ABC$ の面積を求めよ。 (4) 点 $D$ を通り、$\triangle ABC$ の面積を 2 等分する直線の式を求めよ。

幾何学放物線座標平面面積直線三角形
2025/6/26
はい、承知しました。問題文の指示に従って、問題を解いていきます。

1. 問題の内容

放物線 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 上に xx 座標がそれぞれ 2,3-2, 3 である点 A,BA, B をとる。また、yy 軸上に点 C(0,6)C(0, 6) をとる。直線 ABAByy 軸の交点を DD とする。以下の問いに答える。
(1) 点 DD の座標を求めよ。
(2) CAD\triangle CADCBD\triangle CBD の面積の比を求めよ。
(3) ABC\triangle ABC の面積を求めよ。
(4) 点 DD を通り、ABC\triangle ABC の面積を 2 等分する直線の式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 DD の座標を求める。
AA の座標は x=2x=-2 なので、y=12(2)2=2y = \frac{1}{2}(-2)^2 = 2 より、 A(2,2)A(-2, 2) である。
BB の座標は x=3x=3 なので、y=12(3)2=92y = \frac{1}{2}(3)^2 = \frac{9}{2} より、B(3,92)B(3, \frac{9}{2}) である。
直線 ABAB の式を y=ax+by = ax + b とおくと、
2=2a+b2 = -2a + b
92=3a+b\frac{9}{2} = 3a + b
この連立方程式を解く。
2つの式を引き算すると、
52=5a-\frac{5}{2} = -5a より、a=12a = \frac{1}{2} である。
2=2(12)+b2 = -2(\frac{1}{2}) + b より、b=3b = 3 である。
したがって、直線 ABAB の式は y=12x+3y = \frac{1}{2}x + 3 である。
DD は直線 ABAByy 軸の交点なので、x=0x=0 を代入すると、y=12(0)+3=3y = \frac{1}{2}(0) + 3 = 3 である。
よって、点 DD の座標は (0,3)(0, 3) である。
(2) CAD\triangle CADCBD\triangle CBD の面積の比を求める。
CAD\triangle CADCBD\triangle CBD は底辺が CDCD で共通なので、面積の比は高さの比に等しい。高さはそれぞれ点 A,BA, Bxx 座標の絶対値に等しい。
CAD\triangle CAD の高さは 2=2|-2| = 2 である。
CBD\triangle CBD の高さは 3=3|3| = 3 である。
したがって、CAD:CBD=2:3\triangle CAD : \triangle CBD = 2 : 3 である。
(3) ABC\triangle ABC の面積を求める。
ABC\triangle ABC の面積は、CAD\triangle CADCBD\triangle CBD の面積の和である。
CAD=12×CD×2=CD=63=3\triangle CAD = \frac{1}{2} \times CD \times 2 = CD = 6 - 3 = 3
CBD=12×CD×3=32CD=32×3=92\triangle CBD = \frac{1}{2} \times CD \times 3 = \frac{3}{2}CD = \frac{3}{2} \times 3 = \frac{9}{2}
したがって、ABC=3+92=152\triangle ABC = 3 + \frac{9}{2} = \frac{15}{2} である。
(4) 点 DD を通り、ABC\triangle ABC の面積を 2 等分する直線の式を求める。
DD を通り ABC\triangle ABC の面積を 2 等分する直線は、辺 ACAC または辺 BCBC と交わる。この直線は、ABC\triangle ABC の面積の半分、つまり 154\frac{15}{4} になる。
DDを通る直線が辺 ABAB の中点を通る場合を考えます。
ABABの中点をMMとすると、M=(2+32,2+9/22)=(12,134)M = (\frac{-2+3}{2}, \frac{2+9/2}{2}) = (\frac{1}{2}, \frac{13}{4})
この直線DMDMの式はy=ax+3y = ax + 3なので、134=12a+3\frac{13}{4} = \frac{1}{2}a + 3となり、a=12a = \frac{1}{2}
ゆえにy=12x+3y = \frac{1}{2}x + 3

3. 最終的な答え

(1) 点 DD の座標: (0,3)(0, 3)
(2) CAD:CBD=2:3\triangle CAD : \triangle CBD = 2 : 3
(3) ABC\triangle ABC の面積: 152\frac{15}{2}
(4) 点 DD を通り、ABC\triangle ABC の面積を 2 等分する直線の式: y=12x+3y=\frac{1}{2}x+3

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