3点A(1,1), B(2,-1), C(3,2) が与えられています。 (1) 3点A, B, Cを通る円の方程式を求めよ。 (2) 三角形ABCの外心の座標と外接円の半径を求めよ。

幾何学外心外接円座標平面
2025/6/26

1. 問題の内容

3点A(1,1), B(2,-1), C(3,2) が与えられています。
(1) 3点A, B, Cを通る円の方程式を求めよ。
(2) 三角形ABCの外心の座標と外接円の半径を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式を x2+y2+lx+my+n=0x^2 + y^2 + lx + my + n = 0 とおき、3点A, B, Cの座標を代入してl, m, nを求めます。
点A(1,1)を代入すると:
12+12+l(1)+m(1)+n=01^2 + 1^2 + l(1) + m(1) + n = 0
l+m+n=2l + m + n = -2 (1)
点B(2,-1)を代入すると:
22+(1)2+l(2)+m(1)+n=02^2 + (-1)^2 + l(2) + m(-1) + n = 0
2lm+n=52l - m + n = -5 (2)
点C(3,2)を代入すると:
32+22+l(3)+m(2)+n=03^2 + 2^2 + l(3) + m(2) + n = 0
3l+2m+n=133l + 2m + n = -13 (3)
(2) - (1) より:
(2lm+n)(l+m+n)=5(2)(2l - m + n) - (l + m + n) = -5 - (-2)
l2m=3l - 2m = -3 (4)
(3) - (2) より:
(3l+2m+n)(2lm+n)=13(5)(3l + 2m + n) - (2l - m + n) = -13 - (-5)
l+3m=8l + 3m = -8 (5)
(5) - (4) より:
(l+3m)(l2m)=8(3)(l + 3m) - (l - 2m) = -8 - (-3)
5m=55m = -5
m=1m = -1
(4)に代入して:
l2(1)=3l - 2(-1) = -3
l+2=3l + 2 = -3
l=5l = -5
(1)に代入して:
5+(1)+n=2-5 + (-1) + n = -2
6+n=2-6 + n = -2
n=4n = 4
したがって、円の方程式は x2+y25xy+4=0x^2 + y^2 - 5x - y + 4 = 0
(2) 外心の座標を(p,q)とすると、円の中心の座標は、円の方程式を平方完成して求める。
x2+y25xy+4=0x^2 + y^2 - 5x - y + 4 = 0
(x25x)+(y2y)+4=0(x^2 - 5x) + (y^2 - y) + 4 = 0
(x52)2(52)2+(y12)2(12)2+4=0(x - \frac{5}{2})^2 - (\frac{5}{2})^2 + (y - \frac{1}{2})^2 - (\frac{1}{2})^2 + 4 = 0
(x52)2+(y12)2=254+144(x - \frac{5}{2})^2 + (y - \frac{1}{2})^2 = \frac{25}{4} + \frac{1}{4} - 4
(x52)2+(y12)2=264164(x - \frac{5}{2})^2 + (y - \frac{1}{2})^2 = \frac{26}{4} - \frac{16}{4}
(x52)2+(y12)2=104=52(x - \frac{5}{2})^2 + (y - \frac{1}{2})^2 = \frac{10}{4} = \frac{5}{2}
したがって、外心の座標は (52,12)(\frac{5}{2}, \frac{1}{2})
外接円の半径は 52=102\sqrt{\frac{5}{2}} = \frac{\sqrt{10}}{2}

3. 最終的な答え

(1) x2+y25xy+4=0x^2 + y^2 - 5x - y + 4 = 0
(2) 外心の座標:(52,12)(\frac{5}{2}, \frac{1}{2})
外接円の半径:102\frac{\sqrt{10}}{2}

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