三角形ABCとその内部の点Pについて、$2\overrightarrow{PA} + 3\overrightarrow{PB} + 4\overrightarrow{PC} = \overrightarrow{0}$ が成り立つとき、次の問いに答えます。 (1) $\overrightarrow{AP}$ を $\overrightarrow{AB}, \overrightarrow{AC}$ を用いて表す。 (2) 直線APとBCの交点をQとするとき、$BQ:QC$ および $AP:PQ$ を求める。 (3) $\triangle PBC : \triangle PCA : \triangle PAB$ を求める。
2025/6/26
## 問題2
1. 問題の内容
三角形ABCとその内部の点Pについて、 が成り立つとき、次の問いに答えます。
(1) を を用いて表す。
(2) 直線APとBCの交点をQとするとき、 および を求める。
(3) を求める。
2. 解き方の手順
(1) を で表す。
まず、与えられた条件式 を変形します。
基準点をAに統一するために、、 を代入します。
よって、
(2) および を求める。
点Qは直線AP上にあるので、実数を用いて と表せる。
(1)の結果より、
点Qは直線BC上にあるので、 と表せる。(は実数)
とは一次独立なので、係数を比較すると、
かつ
これらを解くと、
よって、
したがって、
また、
(3) を求める。
より、点Pは三角形ABCの内部にある。面積比は係数の比に比例する。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 、
(3)