(1) 円 $x^2 + y^2 - 10x + 12y = 3$ の中心の座標と半径を求めよ。 (2) 方程式 $x^2 + y^2 + 2kx - 4ky + 4k^2 + 6 = 0$ が円を表すような定数 $k$ の値の範囲を求めよ。

幾何学方程式座標半径平方完成
2025/6/26

1. 問題の内容

(1) 円 x2+y210x+12y=3x^2 + y^2 - 10x + 12y = 3 の中心の座標と半径を求めよ。
(2) 方程式 x2+y2+2kx4ky+4k2+6=0x^2 + y^2 + 2kx - 4ky + 4k^2 + 6 = 0 が円を表すような定数 kk の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式を平方完成する。
x210x+y2+12y=3x^2 - 10x + y^2 + 12y = 3
(x210x+25)+(y2+12y+36)=3+25+36(x^2 - 10x + 25) + (y^2 + 12y + 36) = 3 + 25 + 36
(x5)2+(y+6)2=64(x - 5)^2 + (y + 6)^2 = 64
よって、中心の座標は (5,6)(5, -6) であり、半径は 64=8\sqrt{64} = 8 である。
(2) 円の方程式を平方完成する。
x2+2kx+y24ky+4k2+6=0x^2 + 2kx + y^2 - 4ky + 4k^2 + 6 = 0
(x2+2kx+k2)+(y24ky+4k2)=4k26+k2+4k2(x^2 + 2kx + k^2) + (y^2 - 4ky + 4k^2) = -4k^2 - 6 + k^2 + 4k^2
(x+k)2+(y2k)2=k26(x + k)^2 + (y - 2k)^2 = k^2 - 6
この方程式が円を表すためには、k26>0k^2 - 6 > 0 である必要がある。
k2>6k^2 > 6
よって、k<6k < -\sqrt{6} または k>6k > \sqrt{6} である。

3. 最終的な答え

(1) 中心の座標: (5,6)(5, -6) 、半径: 88
(2) k<6k < -\sqrt{6} または k>6k > \sqrt{6}

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