問題VIは長方形ABCDと、長方形の周上を移動する点P, Qに関する問題です。 (1) 点Pが点Aを出発してから2秒後の三角形APQの面積を求めます。 (2) 点Pが辺BC上にあるとき、三角形APQの面積と三角形ABPの面積が等しくなるような時間tを求めます。 (3) 三角形APQの面積が$24 cm^2$となる時間tを求めます。

幾何学図形面積長方形移動方程式
2025/6/26

1. 問題の内容

問題VIは長方形ABCDと、長方形の周上を移動する点P, Qに関する問題です。
(1) 点Pが点Aを出発してから2秒後の三角形APQの面積を求めます。
(2) 点Pが辺BC上にあるとき、三角形APQの面積と三角形ABPの面積が等しくなるような時間tを求めます。
(3) 三角形APQの面積が24cm224 cm^2となる時間tを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 2秒後の点Pと点Qの位置を求めます。
点Pは秒速3cmで移動するので、2秒後には3×2=63 \times 2 = 6cm進みます。点Aから6cm進んだ点がPなので、Pは辺AB上にあり、AP=6AP = 6cmです。
点Qは秒速2cmで移動するので、2秒後には2×2=42 \times 2 = 4cm進みます。点Dから4cm進んだ点がQなので、Qは辺AD上にあり、AQ=4AQ = 4cmです。
三角形APQの面積は 12×AP×AQ=12×6×4=12cm2\frac{1}{2} \times AP \times AQ = \frac{1}{2} \times 6 \times 4 = 12 cm^2となります。
(2) 点Pが辺BC上にあるとき、APQの面積とABPの面積が等しくなるような時間tを求めます。
点Pが辺BC上にあるので、t>93=3t > \frac{9}{3} = 3です。
このとき、AP=AB+BP=9+3t9=3t9AP = AB + BP = 9 + 3t - 9 = 3t - 9
点Qは点DからAに向かって移動しているので、AQ=ADDQ=182tAQ = AD - DQ = 18 - 2t
三角形APQの面積は 12×AQ×AB=12×(182t)×9\frac{1}{2} \times AQ \times AB = \frac{1}{2} \times (18 - 2t) \times 9となります。
三角形ABPの面積は 12×AB×BP=12×9×(3t9)\frac{1}{2} \times AB \times BP = \frac{1}{2} \times 9 \times (3t - 9) となります。
12×(182t)×9=12×9×(3t9)\frac{1}{2} \times (18 - 2t) \times 9 = \frac{1}{2} \times 9 \times (3t - 9)より、
182t=3t918 - 2t = 3t - 9
27=5t27 = 5t
t=275=5.4t = \frac{27}{5} = 5.4
(3) APQの面積が24cm^2となるとき、tの値を求めます。
i) 点PがAB上にあるとき (0t30 \le t \le 3)
AP=3tAP = 3t, AQ=182tAQ = 18-2t
12×3t×(182t)=24\frac{1}{2} \times 3t \times (18-2t) = 24
3t(182t)=483t (18-2t) = 48
54t6t2=4854t - 6t^2 = 48
6t254t+48=06t^2 - 54t + 48 = 0
t29t+8=0t^2 - 9t + 8 = 0
(t1)(t8)=0(t-1)(t-8) = 0
t=1,8t=1, 8
0t30 \le t \le 3なので、t=1t = 1
ii) 点PがBC上にあるとき (3t93 \le t \le 9)
AP=9AP = 9, AQ=182tAQ = 18 - 2t
12×AP×AQ=12×9(182t)=24\frac{1}{2} \times AP \times AQ = \frac{1}{2} \times 9(18-2t) = 24
9(182t)=489(18-2t) = 48
182t=489=16318-2t = \frac{48}{9} = \frac{16}{3}
2t=18163=54163=3832t = 18 - \frac{16}{3} = \frac{54 - 16}{3} = \frac{38}{3}
t=193t = \frac{19}{3}
3t93 \le t \le 9なので、t=193t = \frac{19}{3}は適切です。
iii) 点PがCD上にあるとき (9t159 \le t \le 15)
CP=3t27,AQ=182tCP = 3t - 27, AQ = 18 - 2t
12×AQ×DC=24\frac{1}{2} \times AQ \times DC = 24
DC=9DC=9, なので12×193=AQ\frac{1}{2} \times \frac{19}{3} = AQ
AP=9+18218\frac{AP = 9+18}{2} * * 18
AQ=242=48AP=3T=3(54)AQ =24 * 2= 48 AP = 3T = 3 (54)
t=1,193t=1, \frac{19}{3}

3. 最終的な答え

(1) 12cm212 cm^2
(2) 5.45.4
(3) t=1,193t=1, \frac{19}{3}

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