直線 $l: y = x + 2$ と直線 $m: y = \frac{1}{2}x$ がある。 (1) 直線 $l$ と直線 $m$ の交点の座標を求める。 (2) 直線 $l$ 上の $x > 0$ の範囲に点Aがある。点Aから $y$ 軸に平行な直線を引き、直線 $m$ との交点をBとする。また、点Aから $x$ 軸に平行な直線を引き、直線 $m$ との交点をCとする。さらに、点Cから $y$ 軸に平行な直線を引き、$x$ 軸との交点をDとする。$AB + AC + CD = 15$ cm となるときの点Aの座標を、$t$ を用いて表し、$t$ についての方程式を作成し、点Aの $x$ 座標を求める。

幾何学直線交点座標方程式距離連立方程式
2025/6/26

1. 問題の内容

直線 l:y=x+2l: y = x + 2 と直線 m:y=12xm: y = \frac{1}{2}x がある。
(1) 直線 ll と直線 mm の交点の座標を求める。
(2) 直線 ll 上の x>0x > 0 の範囲に点Aがある。点Aから yy 軸に平行な直線を引き、直線 mm との交点をBとする。また、点Aから xx 軸に平行な直線を引き、直線 mm との交点をCとする。さらに、点Cから yy 軸に平行な直線を引き、xx 軸との交点をDとする。AB+AC+CD=15AB + AC + CD = 15 cm となるときの点Aの座標を、tt を用いて表し、tt についての方程式を作成し、点Aの xx 座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
直線 ll と直線 mm の交点は、y=x+2y = x + 2y=12xy = \frac{1}{2}x を連立方程式として解くことで求められる。
x+2=12xx + 2 = \frac{1}{2}x より、12x=2\frac{1}{2}x = -2 となる。
したがって、x=4x = -4
y=x+2y = x + 2x=4x = -4 を代入すると、y=4+2=2y = -4 + 2 = -2
よって、交点の座標は (4,2)(-4, -2)
(2)
点Aの座標を (t,t+2)(t, t+2) とする (t>0t > 0)。
点Bは点Aから yy 軸に平行な直線上にあるので、点Bの xx 座標は tt である。点Bは直線 mm 上にあるので、点Bの座標は (t,12t)(t, \frac{1}{2}t)
AB=(t+2)12t=12t+2AB = (t+2) - \frac{1}{2}t = \frac{1}{2}t + 2
点Cは点Aから xx 軸に平行な直線上にあるので、点Cの yy 座標は t+2t+2 である。点Cは直線 mm 上にあるので、t+2=12xt+2 = \frac{1}{2}x を満たす。
x=2(t+2)x = 2(t+2) より、点Cの座標は (2(t+2),t+2)(2(t+2), t+2)
AC=2(t+2)t=2t+4t=t+4AC = 2(t+2) - t = 2t + 4 - t = t + 4
点Dは点Cから yy 軸に平行な直線上にあるので、点Dの xx 座標は 2(t+2)2(t+2) である。点Dは xx 軸上にあるので、点Dの座標は (2(t+2),0)(2(t+2), 0)
CD=t+2CD = t + 2
AB+AC+CD=15AB + AC + CD = 15 より、
(12t+2)+(t+4)+(t+2)=15(\frac{1}{2}t + 2) + (t + 4) + (t + 2) = 15
52t+8=15\frac{5}{2}t + 8 = 15
52t=7\frac{5}{2}t = 7
t=145t = \frac{14}{5}

3. 最終的な答え

(1) (4,2)(-4, -2)
(2) 点Aの xx 座標は 145\frac{14}{5}
点Aの座標は(145,245)(\frac{14}{5}, \frac{24}{5})

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