まず、与えられた数列の階差数列を求める。階差数列とは、隣り合う項の差を並べた数列のことである。
与えられた数列の階差数列 bn は次のようになる。 b1=3−2=1 b2=1−3=−2 b3=5−1=4 b4=−3−5=−8 b5=13−(−3)=16 したがって、階差数列は 1,−2,4,−8,16,… となる。 この階差数列は、初項が 1 で公比が −2 の等比数列である。つまり、bn=(−2)n−1 である。 次に、階差数列を用いて一般項 an を求める。 an=a1+∑k=1n−1bk an=2+∑k=1n−1(−2)k−1 等比数列の和の公式を用いると、
∑k=1n−1(−2)k−1=1−(−2)1−(−2)n−1=31−(−2)n−1 したがって、
an=2+31−(−2)n−1=36+1−(−2)n−1=37−(−2)n−1 これは n≥2 のとき成り立つ。 n=1 のとき、 a1=37−(−2)1−1=37−1=36=2 となり、 a1=2 であるから、n=1 のときも成り立つ。 an=37−(−2)n−1