この数列の階差数列を考えます。
元の数列を an とし、その階差数列を bn とします。 a1=1,a2=2,a3=5,a4=12,a5=25,a6=46,a7=77,… b1=a2−a1=2−1=1 b2=a3−a2=5−2=3 b3=a4−a3=12−5=7 b4=a5−a4=25−12=13 b5=a6−a5=46−25=21 b6=a7−a6=77−46=31 したがって、階差数列は 1,3,7,13,21,31,… となります。 さらに、この階差数列の階差数列(つまり、第2階差数列)を考えます。
c1=b2−b1=3−1=2 c2=b3−b2=7−3=4 c3=b4−b3=13−7=6 c4=b5−b4=21−13=8 c5=b6−b5=31−21=10 したがって、第2階差数列は 2,4,6,8,10,… となります。 第2階差数列が等差数列になっているので、an は3次式で表されると予想できます。 an=An3+Bn2+Cn+D とおきます。 a1=A+B+C+D=1 a2=8A+4B+2C+D=2 a3=27A+9B+3C+D=5 a4=64A+16B+4C+D=12 この連立方程式を解くのは少し手間がかかるので、別の方法を考えます。
第2階差数列は公差2の等差数列なので、cn=2n と表せます。 bn=b1+∑k=1n−1ck=1+∑k=1n−12k=1+2⋅2(n−1)n=1+n(n−1)=n2−n+1 an=a1+∑k=1n−1bk=1+∑k=1n−1(k2−k+1)=1+∑k=1n−1k2−∑k=1n−1k+∑k=1n−11 an=1+6(n−1)n(2n−1)−2(n−1)n+(n−1) an=1+62n3−3n2+n−63n2−3n+66n−6 an=66+2n3−3n2+n−3n2+3n+6n−6=62n3−6n2+10n=3n3−3n2+5n