一次関数 $y = -2x + 10$ のグラフが、$x$ 軸、$y$ 軸と交わる点をそれぞれ A, B とする。点 P($x$, $y$) が線分 AB 上を動くとき、次の問いに答えよ。 (1) $OP^2$ を $x$ の式で表せ。 (2) 線分 OP の長さの最小値を求めよ。

幾何学一次関数グラフ距離最小値座標
2025/6/26

1. 問題の内容

一次関数 y=2x+10y = -2x + 10 のグラフが、xx 軸、yy 軸と交わる点をそれぞれ A, B とする。点 P(xx, yy) が線分 AB 上を動くとき、次の問いに答えよ。
(1) OP2OP^2xx の式で表せ。
(2) 線分 OP の長さの最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 P は線分 AB 上にあるので、y=2x+10y = -2x + 10 が成り立つ。
OP2=x2+y2OP^2 = x^2 + y^2 であるから、OP2OP^2xx の式で表すには、yyxx の式で置き換えればよい。
OP2=x2+(2x+10)2=x2+(4x240x+100)=5x240x+100OP^2 = x^2 + (-2x + 10)^2 = x^2 + (4x^2 - 40x + 100) = 5x^2 - 40x + 100
(2) OP の長さを最小にするには、OP2OP^2 を最小にすればよい。
OP2=5x240x+100=5(x28x)+100=5(x28x+1616)+100=5(x4)280+100=5(x4)2+20OP^2 = 5x^2 - 40x + 100 = 5(x^2 - 8x) + 100 = 5(x^2 - 8x + 16 - 16) + 100 = 5(x - 4)^2 - 80 + 100 = 5(x - 4)^2 + 20
OP2OP^2x=4x = 4 のとき最小値 20 をとる。
点 A の座標は、y=0y = 0 を代入して、0=2x+100 = -2x + 10 より、x=5x = 5
点 B の座標は、x=0x = 0 を代入して、y=10y = 10
したがって、点 P(xx, yy) は線分 AB 上にあるので、0x50 \leq x \leq 5
x=4x = 4 はこの範囲内にあるので、OP2OP^2 の最小値は 20 である。
OP の長さは常に正であるので、OP の長さが最小になるのは、OP2OP^2 が最小になるときである。
したがって、OP の長さの最小値は 20=25\sqrt{20} = 2\sqrt{5}

3. 最終的な答え

(1) OP2=5x240x+100OP^2 = 5x^2 - 40x + 100
(2) 252\sqrt{5}

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