$\triangle OAB$ において、辺 $OA$ を $2:1$ に内分する点を $M$ 、辺 $OB$ の中点を $N$ とする。線分 $AN$ と線分 $BM$ の交点を $P$ とする。$\vec{OA} = \vec{a}$、$\vec{OB} = \vec{b}$ として、$\vec{OP}$ を $\vec{a}$、$\vec{b}$ で表せ。

幾何学ベクトル内分交点一次独立ベクトルの加法
2025/6/26

1. 問題の内容

OAB\triangle OAB において、辺 OAOA2:12:1 に内分する点を MM 、辺 OBOB の中点を NN とする。線分 ANAN と線分 BMBM の交点を PP とする。OA=a\vec{OA} = \vec{a}OB=b\vec{OB} = \vec{b} として、OP\vec{OP}a\vec{a}b\vec{b} で表せ。

2. 解き方の手順

まず、AP:PN=s:1sAP:PN = s:1-s とすると、
OP=(1s)OA+sON=(1s)OA+s12OB\vec{OP} = (1-s)\vec{OA} + s\vec{ON} = (1-s)\vec{OA} + s \frac{1}{2} \vec{OB}
OP=(1s)a+s2b\vec{OP} = (1-s)\vec{a} + \frac{s}{2}\vec{b}
次に、BP:PM=t:1tBP:PM = t:1-t とすると、
OP=(1t)OB+tOM=(1t)OB+t23OA\vec{OP} = (1-t)\vec{OB} + t\vec{OM} = (1-t)\vec{OB} + t \frac{2}{3} \vec{OA}
OP=(1t)b+2t3a\vec{OP} = (1-t)\vec{b} + \frac{2t}{3} \vec{a}
よって、a\vec{a}b\vec{b} は一次独立なので、
1s=2t31-s = \frac{2t}{3}
s2=1t\frac{s}{2} = 1-t
この連立方程式を解く。
s2=1t\frac{s}{2} = 1-t より s=22ts = 2-2t
1s=2t31-s = \frac{2t}{3} に代入して 1(22t)=2t31-(2-2t) = \frac{2t}{3}
1+2t=2t3-1+2t = \frac{2t}{3}
6t3=2t6t - 3 = 2t
4t=34t = 3
t=34t = \frac{3}{4}
s=22(34)=232=12s = 2 - 2(\frac{3}{4}) = 2 - \frac{3}{2} = \frac{1}{2}
したがって、
OP=(1s)a+s2b=(112)a+1/22b=12a+14b\vec{OP} = (1-s)\vec{a} + \frac{s}{2}\vec{b} = (1-\frac{1}{2})\vec{a} + \frac{1/2}{2}\vec{b} = \frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{4}\vec{b}

3. 最終的な答え

OP=12a+14b\vec{OP} = \frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{4}\vec{b}

「幾何学」の関連問題

与えられた三角形の2辺の長さ$a=4$, $b=5$と、その間の角$C=135^{\circ}$が与えられています。この三角形の残りの辺の長さ$c$を求める問題です。

三角形余弦定理辺の長さ角度
2025/6/26

## 1. 問題の内容

三角比三角関数正弦定理余弦定理三角形の面積
2025/6/26

$ \angle{A} $ は鋭角であり、$ \sin{A} = \frac{3}{5} $ であるとき、$ \cos{A} $ と $ \tan{A} $ の値を求める。

三角比sincostan鋭角鈍角
2025/6/26

与えられた式 $\frac{1}{\tan 150^{\circ}} + \cos 30^{\circ}$ の値を求めます。

三角比三角関数角度
2025/6/26

座標平面上に円 $K: x^2 + y^2 - 8x = 0$ があり、その中心を $C$ とする。点 $A(-1, 0)$ を通り、傾きが $a$ ($a$ は正の定数)である直線を $l$ とする...

直線接線点と直線の距離面積の最大値
2025/6/26

一辺の長さが2の正四面体ABCDがある。辺BCの中点をMとする。 (1) $\cos{\angle AMD}$の値を求めよ。 (2) 直線BCに関して点Dと対称な点をEとする。線分AEの長さを求めよ。...

空間図形正四面体余弦定理三平方の定理ベクトルの内積面積
2025/6/26

座標平面上に原点Oと2点A(1, 0), B(0, 1)がある。ベクトル $\vec{OP}$ が $\vec{OP} = s\vec{OA} + t\vec{OB}$ と表され、実数 $s, t$ ...

ベクトル座標平面領域不等式
2025/6/26

四角形ABCDにおいて、$\overrightarrow{AC} = 3\overrightarrow{AB} + 2\overrightarrow{AD}$ が成り立つ。ABを2:1に内分する点をP...

ベクトル空間ベクトル内分線分の比
2025/6/26

四角形ABCDにおいて、$\overrightarrow{AC} = 3\overrightarrow{AB} + 2\overrightarrow{AD}$ が成立している。辺ABを2:1に内分する...

ベクトル内分点線形結合平面ベクトル
2025/6/26

線分ABを直径とする半円があり、線分AB上に点Cがある。線分ACを直径とする半円と、線分BCを直径とする半円がある。AC = $x$, BC = $y$ とするとき、斜線部分の図形について、以下の問い...

図形半円面積周の長さ
2025/6/26