曲線 $y = x^2 + x$ と曲線 $y = 2x^2$ で囲まれた図形の面積を求める問題です。

解析学積分面積曲線
2025/6/26

1. 問題の内容

曲線 y=x2+xy = x^2 + x と曲線 y=2x2y = 2x^2 で囲まれた図形の面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、2つの曲線の交点を求めます。
x2+x=2x2x^2 + x = 2x^2
0=x2x0 = x^2 - x
0=x(x1)0 = x(x - 1)
よって、交点のx座標は x=0x = 0x=1x = 1 です。
次に、区間 [0,1][0, 1] でどちらの関数が大きいかを判断します。
区間 [0,1][0, 1]x=0.5x = 0.5 のとき、
y=(0.5)2+0.5=0.25+0.5=0.75y = (0.5)^2 + 0.5 = 0.25 + 0.5 = 0.75
y=2(0.5)2=2(0.25)=0.5y = 2(0.5)^2 = 2(0.25) = 0.5
したがって、区間 [0,1][0, 1] では y=x2+xy = x^2 + x の方が y=2x2y = 2x^2 よりも大きいです。
面積は、大きい方の関数から小さい方の関数を引いたものを積分することで求めることができます。
S=01(x2+x2x2)dx=01(x2+x)dxS = \int_0^1 (x^2 + x - 2x^2) dx = \int_0^1 (-x^2 + x) dx
S=[13x3+12x2]01S = \left[-\frac{1}{3}x^3 + \frac{1}{2}x^2\right]_0^1
S=(13(1)3+12(1)2)(13(0)3+12(0)2)S = \left(-\frac{1}{3}(1)^3 + \frac{1}{2}(1)^2\right) - \left(-\frac{1}{3}(0)^3 + \frac{1}{2}(0)^2\right)
S=13+12=2+36=16S = -\frac{1}{3} + \frac{1}{2} = \frac{-2 + 3}{6} = \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

16\frac{1}{6}

「解析学」の関連問題

与えられた2つの対数関数のグラフを描く問題です。 (1) $y = \log_2 x$ (2) $y = \log_{\frac{1}{2}} x$

対数関数グラフ関数のグラフ
2025/6/26

次の曲線と2直線、およびx軸で囲まれた2つの部分の面積の和 $S$ を求めよ。 (1) $y = \frac{x-1}{x-2}$, $x = -1$, $x = \frac{3}{2}$ (2) $...

積分面積定積分対数関数指数関数三角関数
2025/6/26

関数 $f(x)$ は閉区間 $I=[a, b]$ で連続、開区間 $(a, b)$ で微分可能である。以下の選択肢から正しいものをすべて選ぶ。

微分関数の連続性単調増加単調減少導関数
2025/6/26

関数 $f(x) = -x + 2$($-\pi \le x \le \pi$)をフーリエ級数展開せよ。ただし、$f(x)$ は周期 $2\pi$ の周期関数とする。

フーリエ級数周期関数積分
2025/6/26

関数 $f(x) = -x + 2 (-\pi \le x \le \pi)$ をフーリエ級数展開する。ただし、$f(x)$は周期$2\pi$の周期関数とする。

フーリエ級数周期関数積分三角関数
2025/6/26

定積分 $\int_{\frac{\pi}{3}}^{\frac{2\pi}{3}} (5\sin t) dt$ を計算します。

定積分三角関数積分
2025/6/26

定積分 $\int_{-\pi}^{\pi} (A\sin(\frac{t}{4}) + B\cos(\frac{t}{3})) dt$ の値を求める。

定積分三角関数奇関数偶関数積分
2025/6/26

## 1. 問題の内容

極限数列関数の極限無限級数部分和部分分数分解
2025/6/26

3次関数 $f(x)$ が与えられており、その極値、グラフの軸との交点などの情報から関数 $f(x)$ を決定し、その接線の方程式を求め、さらに曲線 $y=f(x)$ と接線で囲まれた図形の面積 $S...

3次関数極値接線積分面積
2025/6/26

不等式 $\sqrt{2} \le \sin x - \sqrt{3} \cos x < \sqrt{3}$ を解く問題です。

三角関数不等式三角関数の合成解の範囲
2025/6/26