座標平面上に3点 $A(-1,1)$, $B(2, -5)$, $C(5,4)$ が与えられている。 (1) 2点 $A, B$ 間の距離 $AB$ を求める。 (2) $\triangle ABC$ について、$\angle A$ の角度と、辺の長さの関係を求め、三角形の種類を特定する。

幾何学座標平面距離三角形辺の長さ角度余弦定理直角二等辺三角形
2025/3/30

1. 問題の内容

座標平面上に3点 A(1,1)A(-1,1), B(2,5)B(2, -5), C(5,4)C(5,4) が与えられている。
(1) 2点 A,BA, B 間の距離 ABAB を求める。
(2) ABC\triangle ABC について、A\angle A の角度と、辺の長さの関係を求め、三角形の種類を特定する。

2. 解き方の手順

(1) 2点間の距離の公式を用いる。
AB=(2(1))2+(51)2AB = \sqrt{(2 - (-1))^2 + (-5 - 1)^2}
AB=(3)2+(6)2=9+36=45=9×5=35AB = \sqrt{(3)^2 + (-6)^2} = \sqrt{9 + 36} = \sqrt{45} = \sqrt{9 \times 5} = 3\sqrt{5}
よって、AB=35AB = 3\sqrt{5}
(2) ABC\triangle ABC の各辺の長さを計算する。
AB=35AB = 3\sqrt{5} (既に計算済み)
BC=(52)2+(4(5))2=32+92=9+81=90=310BC = \sqrt{(5-2)^2 + (4-(-5))^2} = \sqrt{3^2 + 9^2} = \sqrt{9 + 81} = \sqrt{90} = 3\sqrt{10}
AC=(5(1))2+(41)2=62+32=36+9=45=35AC = \sqrt{(5-(-1))^2 + (4-1)^2} = \sqrt{6^2 + 3^2} = \sqrt{36 + 9} = \sqrt{45} = 3\sqrt{5}
したがって、AB=AC=35AB = AC = 3\sqrt{5} であるから、ABC\triangle ABC は二等辺三角形である。
次に、A\angle A を求めるために、余弦定理を用いる。
BC2=AB2+AC22×AB×AC×cosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \times AB \times AC \times \cos A
(310)2=(35)2+(35)22×35×35×cosA(3\sqrt{10})^2 = (3\sqrt{5})^2 + (3\sqrt{5})^2 - 2 \times 3\sqrt{5} \times 3\sqrt{5} \times \cos A
90=45+452×9×5×cosA90 = 45 + 45 - 2 \times 9 \times 5 \times \cos A
90=9090cosA90 = 90 - 90 \cos A
0=90cosA0 = -90 \cos A
cosA=0\cos A = 0
よって、A=90\angle A = 90^\circ
したがって、ABC\triangle ABC は、A=90\angle A = 90^\circ の直角二等辺三角形である。また、AC=ABAC=ABである。

3. 最終的な答え

(1) AB=35AB = 3\sqrt{5}
ス = 3, セ = 5
(2) ABC\triangle ABCA=90\angle A = 90^\circ, AC=ABAC = AB の直角二等辺三角形である。
ソ = 90, タ = AB, チ = 直角二等辺三角形
選択肢から選ぶと、ソ = 3, タ = 4, チ = 7

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