各不等式について、以下の手順で解きます。
* 因数分解された形なので、解の境界となる x の値を求めます。 * 数直線を使い、境界値で区切られた区間における不等式の符号を調べます。
* 不等号の条件を満たす区間を特定し、解として記述します。
(1) (x−1)(x−2)>0 * 解の境界は x=1 と x=2 です。 * x<1 のとき、(x−1)<0 かつ (x−2)<0 なので、(x−1)(x−2)>0 となります。 * 1<x<2 のとき、(x−1)>0 かつ (x−2)<0 なので、(x−1)(x−2)<0 となります。 * x>2 のとき、(x−1)>0 かつ (x−2)>0 なので、(x−1)(x−2)>0 となります。 (2) (x−1)(x+2)≥0 * 解の境界は x=1 と x=−2 です。 * x<−2 のとき、(x−1)<0 かつ (x+2)<0 なので、(x−1)(x+2)>0 となります。 * −2<x<1 のとき、(x−1)<0 かつ (x+2)>0 なので、(x−1)(x+2)<0 となります。 * x>1 のとき、(x−1)>0 かつ (x+2)>0 なので、(x−1)(x+2)>0 となります。 (3) (x+2)(x−5)<0 * 解の境界は x=−2 と x=5 です。 * x<−2 のとき、(x+2)<0 かつ (x−5)<0 なので、(x+2)(x−5)>0 となります。 * −2<x<5 のとき、(x+2)>0 かつ (x−5)<0 なので、(x+2)(x−5)<0 となります。 * x>5 のとき、(x+2)>0 かつ (x−5)>0 なので、(x+2)(x−5)>0 となります。 (4) (x+3)(x−4)≤0 * 解の境界は x=−3 と x=4 です。 * x<−3 のとき、(x+3)<0 かつ (x−4)<0 なので、(x+3)(x−4)>0 となります。 * −3<x<4 のとき、(x+3)>0 かつ (x−4)<0 なので、(x+3)(x−4)<0 となります。 * x>4 のとき、(x+3)>0 かつ (x−4)>0 なので、(x+3)(x−4)>0 となります。