次の2つの2次方程式について、指定された条件を満たすような定数 $k$ の範囲を求め、(2)については重解も求めます。 (1) $x^2 + 3x + (k - 1) = 0$ が異なる2つの実数解を持つ。 (2) $4x^2 - 12x + 2k + 5 = 0$ が重解を持つ。

代数学二次方程式判別式解の範囲重解
2025/6/26

1. 問題の内容

次の2つの2次方程式について、指定された条件を満たすような定数 kk の範囲を求め、(2)については重解も求めます。
(1) x2+3x+(k1)=0x^2 + 3x + (k - 1) = 0 が異なる2つの実数解を持つ。
(2) 4x212x+2k+5=04x^2 - 12x + 2k + 5 = 0 が重解を持つ。

2. 解き方の手順

(1) 2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解を持つ条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 であることです。
与えられた方程式 x2+3x+(k1)=0x^2 + 3x + (k - 1) = 0 において、a=1a = 1, b=3b = 3, c=k1c = k - 1 なので、判別式は
D=324(1)(k1)=94k+4=134kD = 3^2 - 4(1)(k - 1) = 9 - 4k + 4 = 13 - 4k
これが 00 より大きくなる条件を求めるので、
134k>013 - 4k > 0
4k<134k < 13
k<134k < \frac{13}{4}
(2) 2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が重解を持つ条件は、判別式 D=b24ac=0D = b^2 - 4ac = 0 であることです。
与えられた方程式 4x212x+2k+5=04x^2 - 12x + 2k + 5 = 0 において、a=4a = 4, b=12b = -12, c=2k+5c = 2k + 5 なので、判別式は
D=(12)24(4)(2k+5)=14416(2k+5)=14432k80=6432kD = (-12)^2 - 4(4)(2k + 5) = 144 - 16(2k + 5) = 144 - 32k - 80 = 64 - 32k
これが 00 になる条件を求めるので、
6432k=064 - 32k = 0
32k=6432k = 64
k=2k = 2
重解を求めるためには、4x212x+2(2)+5=04x^2 - 12x + 2(2) + 5 = 0 を解きます。
4x212x+9=04x^2 - 12x + 9 = 0
(2x3)2=0(2x - 3)^2 = 0
2x3=02x - 3 = 0
x=32x = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1) k<134k < \frac{13}{4}
(2) k=2k = 2、重解は x=32x = \frac{3}{2}

「代数学」の関連問題

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち小さい方を $a$、大きい方を $b$ とおく。$w = (a+bi)^2$ と定め、ここで $i$ は虚数単位で...

二次方程式複素数偏角絶対値解の公式
2025/6/27

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち、小さい方を $a$、大きい方を $b$ とおく。$w = (a+bi)^2$ と定義する。ここで、$i$ は虚数...

二次方程式複素数偏角絶対値
2025/6/27

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち、小さい方を $a$, 大きい方を $b$ とおく。 また、$w = (a+bi)^2$ と定める。ただし、$i$...

二次方程式複素数絶対値偏角解の公式
2025/6/27

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち、小さい方を $a$ 、大きい方を $b$ とおく。 $w = (a + bi)^2$ と定め、 $i$ は虚数単...

二次方程式複素数解の公式絶対値偏角
2025/6/27

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち、小さい方を $a$、大きい方を $b$ とする。$w = (a+bi)^2$ と定め、虚数単位を $i$ とする...

二次方程式複素数偏角絶対値
2025/6/27

$a, b$ は実数とする。次の条件の否定を述べよ。 (1) $a, b$ の少なくとも一方は有理数である。 (2) $a, b$ はともに有理数である。

論理否定実数有理数無理数
2025/6/27

二次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち小さい方を $a$、大きい方を $b$ とおき、$w = (a+bi)^2$ と定める。ただし、$i$ は虚数単位...

二次方程式複素数偏角絶対値
2025/6/27

aとbを実数とする。 (1) $a > 0$ かつ $b > 0$ (2) $a = 0$ または $b = 0$ 上記2つの条件の否定を求める問題です。

論理条件否定実数
2025/6/27

2次方程式 $x^2 - 2\sqrt{3}x + 2 = 0$ の2つの実数解のうち、小さい方を $a$、大きい方を $b$ とする。 $w = (a+bi)^2$ と定める。ただし、$i$ は虚数...

二次方程式複素数絶対値偏角
2025/6/27

与えられた数式の値を計算します。数式は以下の通りです。 $\frac{\frac{M}{N_A} \times 2}{a \times \frac{\sqrt{3}}{2} - a \times \f...

数式計算分数代数式平方根
2025/6/27